旨みとコク、スープの秘密は“温度”にあり 東京・亀戸『麺 ふじさき』のただ者ではない美味しさ

醤油らぁめん 1100円 低温調理後に焼き目をつけた金華豚のモモ肉と煮豚にした三元豚の肩ロースがのる 

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・亀戸のラーメン店『麺 ふじさき』です。 はっとする佇まいから、おいしいオーラがダダ洩れ 美しく澄んだスープ、華やかな醤油の香り、キ…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・亀戸のラーメン店『麺 ふじさき』です。

はっとする佇まいから、おいしいオーラがダダ洩れ

美しく澄んだスープ、華やかな醤油の香り、キメの細かなチャーシューの肉質――食べずとも、ただ者でないことがわかる。目指すのは、醤油が放つフローラルの香りを生かしたラーメン。それを最大限に生かすのが、鶏と水のスープだ。食材は、すべて厳選したもの。

醤油らぁめん 1100円

『麺 ふじさき』醤油らぁめん 1100円 低温調理後に焼き目をつけた金華豚のモモ肉と煮豚にした三元豚の肩ロースがのる

ただし、決して素材頼みではなく、たとえばスープを炊く際には旨み成分の出る40℃と、コクの出る60℃の温度帯を長く設定したり、タレとは別にたまり醤油を丼の奥に数滴垂らして提供することで後半に味の変化をもたらしたりと、おいしさへの探求心が光る。修業歴3年足らずでこのクオリティ。店主もまた、ただ者ではない。

『麺 ふじさき』


撮影/小島昇、取材/松井さおり

※店舗情報は、画像ギャラリーでもご覧いただけます。

※2023年2月号発売時点の情報です。

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