『うどん 鈴木鰹節店』 @新小岩
カツオ節の旨みを凝縮した珠玉の黄金ダシが染みる
店内に入るとふわりと香るカツオ節のいい匂い。それも当然。4月25日にオープンしたこの店は、明治27年創業の老舗カツオ節店が手掛けるうどん店なのだから。夏のイチオシは冷やの「肉うどん」。ダシは、相当な量のカツオの荒節に房州煮干し、北海道の昆布を使用。えぐみを出さないよう、温度に注意を払いながら仕上げる。
肉うどん(冷) 650円
黄金色のダシをひと口飲めば、カツオをはじめ、さまざまな旨みが混ざり合い、深みのある味わいでしみじみ旨い。そこに、むっちりした讃岐風のうどん、林SPFの豚バラ肉がたっぷりのってボリューム満点!花ガツオがのるほか、卓上にはカツオ節も置かれ、とことんカツオ節を堪能できる。
[住所]東京都葛飾区新小岩1-28-8
[電話]なし
[営業時間]7時~19時 ※材料がなくなり次第終了
[休日]月
[交通]JR総武線新小岩駅南口から徒歩3分
『餅うどん 功刀屋(くぬぎや) 新宿御苑店』 @新宿御苑
モッチモチ!弾むような新食感にハマる
「新しいうどんを作りたかったんです」という店主の功刀さん。8年前に脱サラし、試行錯誤した末にたどり着いたのが“圧力鍋製法”。自家製の多加水麺を独自の圧力鍋で茹でることで、これまでにない食感のうどんを完成させた。見た目は白くて美しい柔らかそうなうどん。しかし、食べるとモチモチしてすぐには噛み切れないほどの弾力に衝撃を受ける。
ちく玉天ぶっかけ餅(冷) 790円
そんな“餅うどん”の新食感を思う存分楽しむなら、冷たいメニューがオススメだ。サバやうるめなどの節類を使用したガツンとくる味のダシが利いたツユが、シンプルなうどんを際立たせる。持ち帰り用の半生麺(2人前400円~)も販売しているので、自宅でもぜひ!
[住所]東京都新宿区新宿1-7-2
[電話]03-5919-2328
[営業時間]11時~14時半、18時~19時半 ※麺がなくなり次第終了
[休日]無休
[交通]地下鉄丸ノ内線新宿御苑前駅3番出口からすぐ
撮影/小島昇(哉、七福人、浅草真九郎、功刀屋)、西崎進也(鈴木鰹節店)、取材/松田有美
※2023年8月号発売時点の情報です。
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