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冷水で締めれば、コシがグッと強くなる。それをぶっかけや冷やかけで楽しむ――。そんな夏に食べたい一杯が揃う「うどん」。2021年〜2023年に開店した新顔をご紹介します。

『地粉手打うどん 哉(ちか)』 @板橋区役所前

地粉の香り・甘みがダイレクトに伝わる絶品素うどん!

衝撃的なうどんである。水は名水百選に選ばれた埼玉県寄居町の湧き水。粉は100%国産地粉(取材時は北海道江別市産)。ダシは4種類のカツオ節と日高昆布、煮干しを使用。これだけでも店主の強いこだわりがわかるが、食べてみれば想いが味として伝わる。

渾身素うどん(冷つけ/大盛) 750円、天ぷら(ブロッコリー、ちくわ) 各150円

『地粉手打うどん 哉(ちか)』渾身素うどん(冷つけ/大盛) 750円、天ぷら(ブロッコリー、ちくわ) 各150円 麺は小盛250g、並盛350g、大盛500g。大盛には1本だけ幅広の麺がつく。ちくわの天ぷらには刻んだ大葉が入る

やや灰色がかり角がとれたうどんは、かなりの極太。噛むと、まずコシの強さ。次いでしなやかな弾力、のど越しの良さに驚かされる。そして何よりも地粉ゆえの香りと甘みが素晴らしい。この店の定番は3つあるが、ツユも冷やで味わえるのは「渾身素うどん」だけ。すっきりしたやさしい味の冷たいツユに浸すと、うどんの小麦の風味がさらに引き立ち、まさに絶品!

『地粉手打うどん 哉(ちか)』

[住所]東京都板橋区仲宿40-2
[電話]03-3963-3550
[営業時間]11時~15時半 ※麺がなくなり次第終了
[休日]月
[交通]都営三田線板橋区役所前駅A2出口から徒歩2分

『手打ちうどん 七福人』 @明大前

麺の太さやトッピングで自分好みの味に

横浜元町にある『かばのおうどん』を立ち上げた村越さんが昨年10月にオープン。かけうどんをはじめ、つけ汁うどんや肉うどんなどメニューが豊富。冷と温、中太麺と細麺が選べるほか、各種トッピングも用意され、好きなようにカスタマイズできるのがいい。

かけうどん(冷・中太麺/並盛) 680円トッピング(梅干し、とろろ昆布 各150円)

『手打ちうどん 七福人』かけうどん(冷・中太麺/並盛) 680円 トッピング 梅干し、とろろ昆布 各150円 トッピングはほかに大根おろし100円、国産とろろ150円など

手打ちうどんはなめらかな歯触りでのど越しバツグン。冷やのかけうどんを頼めば、4種の節類を使用したすっきりしたツユが滋味深く、ゴクゴクと飲み干してしまいそう。さらにこの店で忘れてはいけないのが、注文後に揚げる天ぷら。カリッ、サクッと軽い仕上がりで、なんとも旨い。夜は一品料理も登場するので、ひとしきりつまんだ後にうどんで〆るのも乙である。

『手打ちうどん 七福人』

[住所]東京都世田谷区松原1-37-16
[電話]03-6379-2916
[営業時間]11時~14時半 ※土・日は11時半〜、18時~23時
[休日]月・祝
[交通]京王線ほか明大前駅から徒歩1分

『浅草真九郎(しんくろう)』 @浅草

炙った牛肉にサクサクごぼ天とうどんが相性抜群

営業は水曜と木曜、そして月に1度の土曜のみ。奥浅草にひっそり佇むここは、うどんアーティストとしても活躍する小野さんの手打ちうどんを求めて行列ができる人気店だ。粉はオーストラリア産小麦に愛媛県産のチクゴイズミ、青森県産のネバリゴシを使用。

炙り牛玉ごぼうぶっかけ(冷) 900円

『浅草真九郎(しんくろう)』炙り牛玉ごぼうぶっかけ(冷) 900円 天ぷらは卓上のダシ醤油をかけても美味。麺は約300g

両端は薄く、中心に向かうほど太くなる“両栄麺”という独自の手法で麺を打つ。最近は粉の配合、加水率、塩分濃度など、より“冷やしうどん”がおいしくなるようシフトしていて、しなやかなコシ、つるんとしたのど越しがたまらなく旨い。すき焼き風の「炙り牛玉ごぼうぶっかけ」、信玄どりのササミの天ぷらが激旨の「かしわ天ざる」、どちらもオススメ!

『浅草真九郎(しんくろう)』

[住所]東京都台東区浅草6-28-10
[電話]050-6878-0239
[営業時間]水・木11時半~14時、土は月に1日だけ営業(SNSで告知)※麺がなくなり次第終了
[休日]月・火・金・日、月1日以外の土曜
[交通]地下鉄銀座線浅草駅7番出口から徒歩約12分

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おとなの週末Web編集部
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