東京23区内の”滝”3選 流れ落ちる水に癒される小さな避暑地

都内でも有数の避暑地である奥多摩や高尾山ほどの広大さも緑の深さもないが、23区内に涼を感じられる避暑地はある。滝や湧水を有するエリアだ。今回は、23区内の滝3つをご紹介。流れ落ちる滝を楽しむ小さな旅はいかが? 北区『名主…

画像ギャラリー

都内でも有数の避暑地である奥多摩や高尾山ほどの広大さも緑の深さもないが、23区内に涼を感じられる避暑地はある。滝や湧水を有するエリアだ。今回は、23区内の滝3つをご紹介。流れ落ちる滝を楽しむ小さな旅はいかが?

北区『名主の滝公園「男滝」』

安政年間の名主の自邸。明治時代に整備され回遊式庭園となった深山幽谷の趣あふれる公園。4つの滝があるが、現在、水が流れるのは落差8mを誇る男滝(10~16時)。その怒濤、23区の常識超え

『名主の滝公園「男滝」』

[住所]東京都北区岸町1-15-25

新宿区『甘泉園公園「上滝」』

公園名からも判る通り、茶の湯に適した名水が沸いていた、元は徳川御三卿・清水家下屋敷の回遊式庭園。湧水は枯れたそうだが、高さ2mほどの風情ある滝が残る(※滝の流れてない時間有り)

『甘泉園公園「上滝」』

[住所]東京都新宿区西早稲田3-5

足立区『しょうぶ沼公園「岩屋の滝」』

地下鉄千代田線・北綾瀬駅の目の前。菖蒲で有名な公園にある高さ4mのド迫力滝。岩屋の滝の名の通り、洞窟状になった滝の裏側に入れ、その中で感じる涼感は別格だ(滝の稼働は7時~17時)

『しょうぶ沼公園「岩屋の滝」』

[住所]東京都足立区谷中2-5-2

【流れ落ちる水、飛沫が心地よい滝】暑さとともに原油高騰も忘れる滝は避暑の王!

説明不要!飛び散る飛沫。迫力の水音。優雅かつ大胆な水流の曲線。複合的な自然の癒し。ダメ押しで嘘か真かマイナスイオン。滝を見れば、暑さを忘れるというのは、もはや全世界の常識といってもいい。そんな滝を都心で探してみれば……さすがに見るからに「ワオッ滝!」という迫力のある物件って、残念ながら自然の滝ではほぼないんです。

『しょうぶ沼公園「岩屋の滝」』

まぁ東京は江戸時代から治水を中心に開発されてきたという歴史があるんで、それは致し方ない。しかし、ポンプを使って水を汲み上げ流れ落とす人工の滝が、都内の公園にいくつもある……ハズなんですが、実はエネルギー高騰などからかポンプ止めてる滝も多くて。暗い話が続きましたが、そんな中、元気に流れる自然な趣の三つの滝へ涼みにGO!

写真・取材/カーツさとう

2023年8月号

※2023年8月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

関連キーワード

この記事のライター

関連記事

築地は海鮮だけじゃない!実は由緒ある建築物が並ぶ「歴史の街」である理由とは?

南アルプスに絶景グランピングスポットがあった 露天風呂やデッキから富士山と甲府盆地を一望できる贅沢なモバイルハウスとは

銭湯ドリームが叶う『山中湖』でサウナ&美味の極楽旅 本物の富士山を眺めて湯に浸かる!

外湯が破格の200円!?真田幸村が愛した名湯『別所温泉』 信州最古の温泉地で共同浴場を究める

おすすめ記事

“ジャンル特化型角打ち”が増えている! 空港で買える「日本酒一合缶」とは

『高山珈琲』のシナモントーストに“ひと口惚れ” バター×シナモンシュガーの「甘じょっぱ」は自慢のコーヒーとも相性抜群

【奇跡?】ファミマ「エガちゃんねる」コラボのポテトチップスが2度目の再発売!! 今度は買えるのか?

人気ラーメン店オーナーが手がける『キッチンきらく』“本気のカツカレー” 黄色いカレーと香ばしいとんかつが抜群に合う

【難読漢字】駅名当て 豊田市美術館を訪ねるなら

北海道から沖縄まで、上皇陛下がご訪問になった55の島 島々へのご訪問(1)

最新刊

「おとなの週末」2024年7月号は6月14日発売!大特集は「下町ぶらグルメ」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。6月14日発売の7月号では、「下町ぶらグルメ」…