東京タワーに続いて、コンテナ埠頭の巨大クレーン群
JR浜松町駅一帯の高層ビル群に重なって、“東京のシンボル”の雄姿も。東京タワーです。この日の日の入り時刻は、午後7時前。夜間だと、美しいイルミネーションが楽しめたでしょう。少し残念な思いにもなりましたが、ただ、やはり、東京タワーは、その端正な造形が見えるだけでもワクワクし、なんだか得をした気分になります。
右手に東京タワーをやり過ごしながら進むと、再びレインボーブリッジが眼前に迫ってきました。視界の左端には、フジテレビの特徴的なビルと、クルーズを主催するヒルトン東京お台場が。橋の下を潜り抜けると、右手には、圧巻の光景が広がっていました。
品川コンテナ埠頭や大井コンテナ埠頭のコンテナクレーン。船からコンテナ貨物を積み下ろしするオレンジ色の巨大クレーンが連なっている様子は壮観のひとこと。海から間近に見たのは初めての経験だったので、個人的には最も楽しめた光景でした。
日本観光の新たな拠点となる東京国際クルーズターミナルを眺めながら、桟橋へ。この日、船は約50分かけて海上を巡りました。ずっとアッパーデッキに立っていましたが、あたりの景色に見惚れて、時間はあっという間に過ぎました。実際のクルーズでは約40分の予定とのことですが、充分に堪能することができると思います。
クルーズ船には、ケーエムシーコーポレーションの熊澤喜一郎代表取締役も乗船。「お台場のホテルから歩いてきて、ショートクルーズを楽しめます。海の風を感じてください。日本のクルーズ文化を発展させていければと思っています」と、今回のクルーズに期待を寄せていました。
テラスラウンジでクルーズの余韻に浸る
クルーズ船を降りたあとは、5~6分ほど歩いてヒルトン東京お台場のテラスラウンジへ。眼前には、さきほど周遊した海、レインボーブリッジなどの光景が広がっています。ちょうど日没を迎え、空の色が刻々と変化するマジックアワーが始まりました。席に着き、料理が運ばれてきたときには、東京タワーはライトアップされ、非日常的な光景を生み出しています。
ビールを注文し、料理を味わいます。リゾート感溢れるお台場の幻想的な夜景を楽しみ、クルーズの余韻に浸りながら飲むビール。夏の夜には、最高です。
文・写真/堀晃和
「サマー クルーズ in ODAIBA」の概要
期間:2023年8月11日(金・祝)~8月20日(日)
時間:16:00~16:40 / 17:20~18:00 / 18:40~19:20 / 20:00~20:40
対象:期間内のエグゼクティブルーム以上の宿泊客
料金:無料
所要時間:約40分
定員:各50人
予約:利用日までは電話で、利用当日はベルデスクで
※「サマー クルーズ in ODAIBA」の詳細はホームページでご確認ください。https://www.hiltonodaiba.jp/news/detail/3713