美容にも嬉しい野菜をたっぷり
うな重や蒲焼重を食べる時に、ちょっと欲しくなるのはさっぱりした箸休め。手巻き寿司のように好きな具材をのりで巻いたり、北京ダックのように甘辛いたれをつけてわいわい食べるのも楽しそうです。ごはんは、腹持ちの良いお赤飯を合わせています。
うなぎと野菜の北京ダック風
具材は、市販のお惣菜やカット野菜でも十分。うなぎでは摂れない食物繊維や、ビタミンCが多く含まれる赤ピーマンは旬野菜なのでみずみずしさがあり、うなぎの脂を中和してくれます。
きんぴらは、仕上げにお酢を入れてさっぱりと、生姜の甘辛煮は山椒を入れ白だしで甘辛く炊いたもので、うなぎの良いアクセントになります。タレは、黒豆や麹などを発酵させた中華料理によく使う調味料の豆豉醤を使用したものと、黒ゴマペーストをメインにうなぎのタレを合わせたものを添えました。さっぱりと食べたい時は、ポン酢でも。
タレは、以下の材料を混ぜるだけです。
【豆豉醤タレ】豆豉醤・やし糖(黒糖の風味に近いヤシ類の樹液からできた甘味料/砂糖やお好みの甘味で代用可)各大さじ1、はちみつ小さじ1、七味少々
【黒ゴマタレ】黒ゴマペースト大さじ1強、はちみつ小さじ1、山椒パウダー、いりごま少々、うなぎについているタレ又はめんつゆ大さじ1/2(好みの濃さに調整してください)
赤飯は、温めるだけのレトルトを使用しました。小豆には、古くから”厄払いの効果”があるとされ、餅をあんこで包んだ「土用餅」もこの時期に食べる習慣があります。高級なスタミナ食「うなぎ」を、おろしにんにくがガツンと効いた特製ダレとバターを合わせる、”やってはいけない後ろめたさ”と”高カロリー”は、まさに禁断の背徳グルメ。食べ応えもあるので、猛烈な暑さに負けない夏のエネルギー源としてもおすすめの組み合わせです。
文・写真/大島あずさ