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生きてて行ける天国ってあるんですね……

お待たせいたしました、いよいよメインの登場です。「伊豆国(静岡県)産 静岡そだち サーロインステーキ」!

2人前でサーロインのデッカイのがガツンと1枚やってまいります。これをジュワッと焼く。滴る脂、爆ぜる炎。すぐに漂うステーキの香り! 焼いてるだけでもう最高。

これぞワイルドなバーベキューの真骨頂!!
これぞワイルドなバーベキューの真骨頂!!

それをレアぐらいでガブッとかぶりつくようにいく……本当に思ったよ。この日まで生きててよかったって。そのくらい、前菜からステーキまでの満足度は度を越していやがる

さらにデザートもある。「クロッフル」です。クロワッサンの生地をワッフルメーカーで焼く、たしか韓国発祥の話題のハイブリッドスイーツ。

ベリーソースと生クリームもついてくるんで、焼きたてのヤツを自由にトッピングして頬張る。60過ぎのオヤジでも、スイーツ好きの女子の気持ちが判っちゃった気分である。うまいもんは、甘かろうがなんだろうが、うまいもんはうまい。こればっかりはしょ~がないッ!

クロワッサンの幾層にもなった生地が、押しつぶされて密着してるんだけど、それでも一層ごとが主張ししっかりわかる、独特の舌触り!
クロワッサンの幾層にもなった生地が、押しつぶされて密着してるんだけど、それでも一層ごとが主張ししっかりわかる、独特の舌触り!

そんな前菜からデザートまで全5皿+リゾットをサウナあがりに、酒好きならば一杯やりつつ(30杯くらいいけちゃう内容ですが)堪能してごらんなさいな。あまりの幸せに罰が当たるんじゃないかと、逆に不安になるくらいですよ。

いや、実際酒好きは大量に酒を持ち込んだ方がいい。夜になっちゃうと車以外の交通手段がないから、酒が切れたら辛いよ、酒好きは。

今回の取材ではカメラマンとワタシのふたりで赤白ワインにジン、ウイスキー、そして各種リキュール、割材などクーラーボックス満杯に持ち込んだけどギリギリだったもん。そのくらい呑ませる料理ってことですよ!

ただすでにヴィラの冷蔵庫の中に、アルコールやナチュラルウォーターが数本、宿泊料金に含まれて冷えております。内容はクラフトビールにクラフトチューハイ、そしてナチュラルウォーターがひとり1本ずつね。その分、衛生上、お菓子、ドリンク、アルコール以外の食材の持ち込みは禁止ですのでご注意を。

さ、最後に朝食! とその前に書かねばならぬことがありました。

『THE GLAMPING箱根十国峠』の宿泊者には、すごい特典がありまして、チェックインはパノラマケーブルカーの出発駅でもある「森の駅 箱根十国峠」でするんですが、すると「VIP PASS」というのがもらえるの。

この「VIP PASS」をスタッフに提示すると、チェックイン日~チェックアウト日は、ケーブルカーの乗車が無料、なんてのは序の口で、「森の駅 箱根十国峠」のショップでは一部の品を除いて10%割引。そして、これが1番すごい特典なんですが、十国峠の展望台にあるカフェ『TENGOKU CAFE』ではソフトドリンクと、なんとなんと&クラフトビールも無料! なんたる太っぱら。

「富士山ラテ(アイス)」通常価格600円も『THE GLAMPING箱根十国峠』宿泊者は無料
「富士山ラテ(アイス)」通常価格600円も『THE GLAMPING箱根十国峠』宿泊者は無料

さぁ~天空でグッスリ寝て、オススメは起きてすぐの朝サウナなんですが、できれば朝サウナ直後に食べるとさらに最高な朝食も手抜きなしでした。

朝8時頃に届いた食材で、これも宿泊者が最終調理を施す朝食は『エッグベネディクト』

グラスジャーに入ったサラダと保冷ジャーに入った冷製スープもついてまして、セレブがリゾートでいただくようなブレックファストとなっております。

エッグベネディクトにサラダ、冷製スープ。カメラの浅沼さんが撮影しながら思わず「これはエモいな~」とつぶやいておりました
エッグベネディクトにサラダ、冷製スープ。カメラの浅沼さんが撮影しながら思わず「これはエモいな~」とつぶやいておりました

こんな朝食を、デッキスペースで富士山眺めながら食べる。昨日、この十国峠にやってきて、とんでもない絶景を見て、サウナに入って、豪華かつワイルドでもある夕食喰って、飲んで、グッスリ寝たと思ったら、またうまくて洒落た朝食。

こんな極楽がこの世にあったんだなァ~

そう思わないヤツいたら、もうそいつ大ッ嫌い!

そんな、車でも公共交通機関でも行ける“天空の極楽”。極楽なのに生きてても行ける。それが『THE GLAMPING 箱根十国峠』。

「ナポリを見て死ね」という言葉がありますが、それよりもワタシは言いたい。

「十国峠に泊まらず死ぬな」と

■『THE GLAMPING 箱根十国峠』
URL:https://www.pica-resort.jp/hakonejukkoku/index.html

取材/カーツさとう 撮影/浅沼ノア

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