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美味しいらっかせいの見分け方

見るべきポイントは、生でも、乾燥させたものでも共通しています。まずは殻の網目がはっきりしているかをチェックしましょう。網目が薄くてつるつるしているものは収穫が早すぎていて、香りが弱く、甘みが少ない可能性があります。

また、殻がきれいなほうがよさそうに思うかもしれませんが、実は、美味しい国産のらっかせいは黒い斑点が多くついていたり、殻全体が黒っぽいのが特徴。逆に、中国産などのほうが白っぽく殻の表面はきれいなのです。

これは土の成分が殻に浸透しているからといわれています。特に、らっかせいの全国生産量の8割強を占める千葉県の土壌は火山灰質の関東ローム層の影響で鉄分が多く、それが殻に浸透していることから黒ずみが発生しやすいといわれています。

らっかせいの注目栄養素

らっかせいの約50%は脂質といわれているため敬遠されがちです。しかし、その脂質の成分の約80%は「良質の油」と呼ばれる不飽和脂肪酸で占められています。

不飽和脂肪酸は、血液をサラサラにして、悪玉コレステロールを減らする作用があります。また、肉の脂身やバターのような飽和脂肪酸と異なり、中性脂肪を増やしにくいともいわれています。

加えて、強い抗酸化力を持つビタミンEも豊富に含まれているため、生活習慣病の予防にも最適な食品といえます。

ちなみに、健康維持のために食べる1日の推奨量は約30粒。ただし、約30粒でごはん1膳ぷんほどのカロリーがあるため、ほかの食品の摂取量を控えめにするなど、らっかせいを食べるときにはカロリー調整を心がけましょう。

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おとなの週末Web編集部
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