美味しいざくろの見分け方
果皮の全体が濃い赤色であること、持ったときにずっしりと重さがあるものを選びましょう。また、皮にたくさんの傷があったり、茶色く変色している部分が多いものは避けましょう。
保存するときは、皮をむかずにビニール袋に入れて冷蔵庫で。保存状態がよければ、2~3カ月は保存することができます。
粒を取り出した場合は、2~3日で食べ切りましょう。
ざくろの注目栄養素
ざくろがブームのきっかけとなったのは、ざくろの果汁に女性ホルモンであるエストロゲンが含まれ、更年期障害の改善などに役立つといわれたためです。しかし、国民生活センターの検査により、エストロゲンは含まれていないことが判明。それ以降、ブームは沈静化しました。
しかし、ざくろは古代ギリシアやインドでも薬として使用されていたほど栄養豊富な果物であることにかわりはありません。とくに、女性の美容と健康に欠かせない成分が多く含まれているということで「女性の果実」と呼ばれていました。
注目したいのは、酸味成分のクエン酸と、タンニン、アントシアニンをはじめとした赤い果汁に含まれるポリフェノールです。
クエン酸は高い疲労回復効果があり、それも即効性が期待できるため、運動をした後や強い倦怠感を感じるときなどにとりたい成分です。
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、動脈硬化をはじめとした生活習慣病の予防・改善に役立ちます。