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原点の醤油蔵で醤油や麹の旨味を体感

次に訪れたのは『茅乃舎』の原点である醤油蔵だ。

創業の地には醤油蔵が今でもあり、一部商品の醸造や商品開発の場となっている

「社長就任当時は、私自身が一軒一軒醤油を配達していました。そのときの『ありがとう』の笑顔が忘れられず、地域に根差した、感動を生み続ける会社でありたいと日々、挑戦しています」と河邉社長は語る。

 米麹を活用した製品も多数。10年前まではこの蔵でだしの袋詰めも手作業でしていた

車で約10分の距離の醤油蔵は、同じく自然に囲まれた立地。今でもこの蔵は醤油の一部商品や麹を熟成させる蔵として機能し、製麹室は新製品を開発するラボでもある。

初代が地域の産業発展のために醤油蔵をたちあげた思いを、職人が繋いでいく

そして、風格ある醤油蔵のすぐ正面にあるのが『久原本家 総本店』 だ。贈答用のギフトパッケージや九州限定商品などほぼ全商品がそろう。

茅乃舎のだしや醤油はもちろん、鍋や包丁などの選りすぐりの調理器具や器、地元の野菜などの食材も並ぶ。ぜひ試してほしいのが、外のスタンドの醤油ソフトクリーム。

醤油味のソフトクリームは350円。バームクーヘンを添えると450円

おやつ感覚でつまめる卵焼きの串なども販売しているので、気候のいい時はテラス席でのんびりしながら味わうのもいい。

『茅乃舎』のだしがふわっと香る甘いだし玉子焼きは一串200円で販売

また店内では賞味期限当日限りというできたておはぎに出会えたらラッキー。ふっくらとしたお米そのものの甘みがあり、すぐに売り切れてしまう人気商品だ。

『久原本家 総本店』前のスタンドでは1本900円のだし玉子焼きなどの数量限定品も販売
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『久原本家』のだしの廃棄物で土を育てる…『里山サポリ』を訪問...
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間庭典子
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