日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★★★★★
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正解:ハコベ
ハコベは春の七草のひとつで、ナデシコ科ハコベ属に分類される植物です。
春の七草のひとつに数えられるにもかかわらず、繁殖力が強く、草取りを怠るとあっという間に畑に生え広がることから、やっかいな雑草扱いされることも多いのです。
また、草質が柔らかく、ニワトリやウサギ、小鳥のえさとしても使用されています。
厄介者扱いされることが多いハコベですが、消化促進や整腸などの薬効をもつことが知られています。
春の七草として数えられる場合は、ハコベラと称されることが多いのですが、これはハコベの古称といわれています。さらなる古称はハクベラで、万葉集では波久倍良(ハクベラ)という名で登場しています。このハクベラが転訛してハコベラになったといわれています。
また、諸説ありますが、繁殖力が強く、茎の中に白い糸のような筋=縷(る)があることから繁縷という漢字が当てられたといわれています。
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