美味しい本マグロの見分け方
身が鮮やかな赤色や淡いピンク色をしていて、身に黒や赤の斑点がないものを選びましょう。黒や赤の斑点が多いものは血抜きが不十分な可能性があり、生臭さが強いおそれがあります。
サクで購入するときは、白いスジができるだけ薄いものがベスト。スジが入っているようなものしかない場合は、スジが斜めに入っているものを。また、スジの間隔が狭いものは刺身には不向きです。
また、トレイの中にドリップ(赤い液体)が染み出してたまっているようなものは加工されてから時間が経っている証拠です。
本マグロの注目栄養素
本マグロには、良質なたんぱく質や鉄分がたっぷり含まれています。特に赤身には鉄分が豊富に含まれるため、貧血や骨粗しょう症の予防のためには赤身がおすすめです。
脂質が多いトロはカロリーは高めですが、その脂は不飽和脂肪酸と呼ばれるDHAやEPAが主成分で、コレステロールや中性脂肪を減らして血液をサラサラにする作用が認められています。
もっとも注目したいのが、赤身に多く含まれる「イミダゾールジペプチド」という成分です。この成分は、渡り鳥や回遊魚の筋肉に含まれるもので、強力な抗酸化作用があることがわかっています。
常に体を動かし続ける渡り鳥や回遊魚の体内には大量の活性酸素がたまり続けるのですが、筋肉内にイミダゾールジペプチドが存在することで、活性酸素の害から体を守ることができると考えられています。
こういったことから、この成分を豊富に含むマグロを食べることで体のサビを防ぐことができるのです。
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