日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。 本コーナーでは「あれ、これど…
画像ギャラリー日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる? 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!
難易度:★★★☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:カキ
カキは、蠣のほかに牡蠣、牡蛎、蛎、蠇と表記されることもあります。
カキは貝類であるにもかかわらず漢字に虫へんが使用されています。その理由は、中国では鳥や動物、魚以外の生物を表記するときに虫へんを使用することが多いためです。
たとえば、貝類であれば、蜆(シジミ)、蚫(アワビ)、蛤(ハマグリ)など、多くの貝には虫へんが使われてます。ほかにも、蛇などの爬虫類でも虫へんがついた漢字が多数あります。
蠣のつくりの「厲」には砥石という意味があり、カキの殻が砥石のように硬く、ゴツゴツしているため蠣という漢字があてられたという説が有力です。
おそらく、「牡」という漢字がついた表記のほうが馴染みがあるという人が多いと思います。
牡はオスという意味をもちます。これは、カキは外見では雌雄の区別がつきずらい生物で、昔はカキはすべてオスであると勘違いされていたとか。そのため牡という漢字が当てられたといわれています。
名前の由来は、岩に密集しているカキを「掻き落とす」という採取方法にあるといわれています。ほかに、殻を欠き砕いて身を取り出すためその名がつけられたという説もあります。
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