ヒゲタしょうゆ「本膳」でいただく和食名店(12)天ぷら新宿つな八 総本店
銚子市で創業から400有余年の「ヒゲタしょうゆ」。関東で親しまれる濃口醤油の礎を築いた老舗メーカーです。伝統の醸造技術によって生まれた「本膳」は多くの料理人からも支持されています。「本膳」を使用する都内のお店を「おとなの週末Web」がご紹介します!
ルーツが鮮魚店!味はもちろん素材の良さにも定評あり!
職人が目の前で揚げた天ぷらを供する、それが大正13年の創業時から守り続ける信条。油は特別誂えの独自ブレンドで、ネタに薄衣をまとわせ揚げれば胡麻油の香りが品良く広がる。ルーツが鮮魚店なだけあって、海老やキスなどの定番以外にも蛤や甘鯛といった魚介の天ぷらも豊富で、どれも素材の良さが光っている。「本膳」を使った“割り醤油”で食せば、下仁田葱(660円)の甘みや蛤姿揚げ(1760円)の磯の風味もぐっと膨らむ。
■ 天ぷら新宿つな八 総本店
[住所]東京都新宿区新宿3-31-8
[電話] 03-3352-1012
[営業時間]11時〜22時(21時LO)
[席]カウンターあり、全80席
[カード]利用可
[休]不定休
[アクセス]東京メトロ丸ノ内線ほか新宿三丁目駅A5出口から徒歩1分
色、味、香りのバランスが整った超特選こいくちしょうゆ「本膳」
江戸時代から受け継いだ醸造技術を元に開発され、昭和63年に誕生したロングセラー。従来の醤油よりも塩分は抑えつつも、強い旨みと芳醇な香りで素材の持ち味を引き立てる。明るく澄んだ赤い色合いは、野菜の煮物などにも最適だ。高級割烹をはじめ、多くの和食店で使用されている。
「天ぷら新宿つな八 総本店」も「本膳」を愛用する一軒。刺身醤油として使うほか、天ダネによってはツユや塩でなく「本膳」と煮切り酒を合わせた“割り醤油”で提供。まろやかな旨みによって素材の味を繊細に引き立てている。
●お問い合わせ先/ヒゲタ醬油 お客様相談室 電話0120-144-164
文/菜々山いく子、写真/貝塚隆、提供/ヒゲタ醤油