全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・門前仲町の居酒屋『だるま』です。
亡き父の店を姉妹で守る門仲の人気酒場
「お帰り~」「魚食べる?半分の量にしようか」「今日もお疲れ様。あ、疲れるほど仕事してないか、あはは」……なんて常連客とやり取りしながら明るい笑顔を振りまく店主姉妹は我ら飲んべえの女神か。
名酒場には各々“色”のようなものがあると思うのだが、華やかで親しみのある「だるま」独特の色を作るのは間違いないなくこのふたり。
昭和46年に父親が始めた店を父亡き後に継いで約15年。「私達も子育て中で、閉めようと思う気持ちもありました。でも当時の従業員や常連さんのためにも続けようと」。
先代の頃、バイトの学生が注文時に言い始めた「酎ハイ、いっぱーつ」という掛け声は今も健在、店は変わらず連日鈴なり状態だ。
姉の理さんは主にドリンク担当、妹の真さんは炒め物など料理担当。母のレシピのつくね焼など定番の他、すき焼き風の肉豆腐など真さんの味も加わったメニューはどれも家庭的でやさしい味わい。毎日通う客がいるのもわかるなぁ。
東京・門前仲町『だるま』
[住所]東京都江東区門前仲町2-7-3
[電話]03-3643-4489
[営業時間]16時半~22時(20時40分LO)
[休日]日・月
[交通]都営大江戸線ほか門前仲町駅5番出口などから徒歩3分
▶おとなの週末2024年3月号は「サクッと“とん活”」
撮影/鵜澤昭彦、取材/肥田木奈々
※2023年10月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。