実感! 10分でもシェフのような味わいに
通常、しっかり煮込む調理型カレーにはだしとなる具材やちょっとした隠し味が欲しくなる。けれど「バーモントシェフズアレンジ」にはそれだけで完成されているから、強い味の食材を投入する必要なし。ならば野菜だけを使ったベジタブルカレーにも適しているのでは?
そういえばあるお寺のまかないカレーは椎茸と油揚げを具にしていると聞いたことがある。ならば玉ネギにきのこをプラスしただけの精進風カレーを試してみよう(正確には精進料理にネギ類はNGなのだが)。
用意したのは玉ネギとしめじ、椎茸のみ。洗って切るだけだから、具材の準備時間は同じく約1分。サラダ油で炒めて、火が通ったら水と凝縮ペーストルウを投入。今回も10分以内で完成した。りんごペーストやバナナ・マンゴーの果実ピューレが入った「果実仕立て」は、そのほのかな甘みの奥にチャツネの風味を感じる。大人のカレーの奥深さに、玉ネギやきのこの食感が映える。パッケージの調理例のようにフライドオニオンやハーブをトッピングしてもいいかも。薬味に青ネギと家にあったピタパンを添えてみた。
むむ、このカレー、パンにも合う。そんな自己流アレンジが楽しめるのも、調理型カレーならではだ。10分しかキッチンに立っていないのに、カレーの達人になった気分。このわくわく感こそエンパ(エンターテイメントパフォーマンス)と言えそうだ。いろいろと試行錯誤する楽しみがある。
ヒデキ、感激!
たかがカレーとあなどるなかれ、自分ならではのアレンジで可能性は無限大!
歌手の西城秀樹さんが出演したバーモントカレーのCM(1973~85年)キャッチコピーに使われて、流行語にもなった「ヒデキ、感激!」じゃないけど、私もカンゲキ!
自宅で時短のアレンジカレー、意外なほどわくわくできるので、ぜひ試してほしい。
文・写真/間庭典子
■バーモントカレーシェフズアレンジ
https://housefoods.jp/products/special/vmtarrange/