カウンター5席の“誰かを連れて行きたくなる店”『鮓 伊保』 ちょっと「贅沢」だけど「寿司」はめちゃ旨くて大満足

おまかせコース 11000円の一部 ※内容は季節や仕入れで変わる(奥から時計回りに)穴子、漬けマグロ、白エビ、お椀 穴子は一尾を贅沢に使い、塩と煮詰めの両方を味わえる

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・本郷三丁目の寿司店『鮓 伊保(いほ)』です。 “一期一会”に込めた想いをコースで堪能 寿司屋にはいろいろなタイプがあるが、ここは“…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・本郷三丁目の寿司店『鮓 伊保(いほ)』です。

“一期一会”に込めた想いをコースで堪能

寿司屋にはいろいろなタイプがあるが、ここは“誰かを連れて行きたくなる店”である。まず雰囲気がいい。カウンター5席のこぢんまりした空間。

といっても窮屈さは微塵もなく、むしろゆったり座れてかなり快適。ほどよい距離感のある店主の接客も手伝い、不思議な親密感が生まれて実に心地よいのである。そして何より味がいい。

おまかせコース 11000円 ※内容は季節や仕入れで変わる

『鮓 伊保(いほ)』おまかせコース 11000円の一部 ※内容は季節や仕入れで変わる(奥から時計回りに)穴子、漬けマグロ、白エビ、お椀 穴子は一尾を贅沢に使い、塩と煮詰めの両方を味わえる

ネタは、店主が長年付き合い信頼を築いた豊洲の仲卸から仕入れる極上品ばかり。それを、「どう調理したら旨くなるのか」をとことん突き詰め、素材に真摯に向き合い、本来の味を最大限に引き出す。

酢や塩の加減は元より、包丁の入れ方、〆具合、シャリの温度もネタによって変えるという力の入れようだ。シャリはコシヒカリを極限まで固めに炊き、赤酢を中心に数種をブレンドした酢を合わせて食べやすく仕上げる。

それらがすべて、その時のネタとの一期一会の出合いとなり、30年間培ってきた職人の技、熱い想いとともに1貫の握りとして結実する。その旨いことといったら!清々しい味わいの小肌、口の中でとろける中トロ、ねっとりした漬けマグロなど、食すごとに感動しきりだ。

つまみ5品、握り8貫、お椀で構成されるおまかせコースを食べ終える頃には胸がいっぱい。ああ、次は誰を誘って訪れようか。そう思わずにはいられなくなるはずだ。

『鮓 伊保(いほ)』店は店主がひとりで切り盛り。仕込みからすべて1オペなので「味にブレがなくなります」と店主。4名以上なら貸切で利用できる

東京・本郷三丁目『鮓 伊保(いほ)』

[住所]東京都文京区本郷5-4-5 菊ビル1階
[電話]03-5844-6788
[営業時間]14時~23時(21時LO)
[休日]不定休
[交通]地下鉄丸ノ内線ほか本郷三丁目駅3番・4番出口から徒歩6分

おとなの週末2024年4月号は「おにぎりとおべんとう」

2024年4月号

撮影/貝塚隆、取材/松田有美
※2023年11月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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