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毎月、各特集の取材に明け暮れる「おとなの週末」ライターたち。その日常をご紹介します!今回は、岡本ジュン編。4月号(3月発売)の取材を行っていた2月。占いによると2024年の運勢は「遊ぶのが仕事、遊ぶのが義務」。てことでどこでもマイルに申し込んだ。執筆の締め切りを抱えて岡山へ飛びます。しかたがないよ、義務だもの。

和洋中の料理を食べまくり、ときどき酒な日々

×日:去年から始めた金継ぎのお稽古の生徒さん達が、みんなおいしいもの好きということが判明。というわけで阿佐ヶ谷の『餃子坊 豚八戒』に行こうとなった。予約するのも狭き門と聞くけれど、生徒さんのひとりがこちらのお皿のお直しをしているご縁が効いた。

自慢の餃子に要予約の火鍋もお願いして、2階の和室で大宴会。この和室に関帝廟風の祭壇(たぶん違いますけど)があり、濃厚なチャイナムードがまたまたテンションを煽るのだった。

野菜中心の前菜も家庭的でうれしい

×日:雪が降った日、蕎麦屋へ飲みに行く。雪が降ったり、台風が来たり、大風が吹いたり、そういう日はむやみに出かけたくなる人種です。しかし、いそいそと支度して外へ出たとたんにびっくり。本当に真っ白。なんならやや吹雪いている。が、ここで負けていられるか「酒がオレを呼んでいる!」と向かったのであった。

とはいえ電車が止まったら洒落にならんので、近所の友達を呼び出し、歩いて行ける『手打そば さかき』へ。意外と気が小さいところがあるんです。

この店のつまみにお切込みというのがあって、生のにしんを切って発酵させた珍味なのだが、私の大好物。燗酒とやるとたまらん♪〆は『おとなの週末』の表紙になったこともある牡蠣南蛮そばで。

『さかき』さんのは上品なお切込み。北海道出身で地元から送られてくる郷土の味

×日:朝イチの撮影で軽く食べたけど、小腹が空いたので、すご~く気になっていた地元の町中華『大勝軒』デビュー。迷った挙句に有名な「しいたけそば」を選んだ。まだ午後2時前ということで餃子とビールは自主規制しました。

夜もまた風情がいい。次回は夜に飲みに行く!

×日:映画部という名の飲み会。昼2時から魚がめちゃくちゃおいしい食堂『多け乃』へ。それぞれ別々に見た映画『パーフェクト・デイズ』の感想を語るはずが、「カワハギうま~、ソイうま~」という知性のかけらもない会話に終始する。ちなみに映画は面白かったです。

【以下ネタバレ】うちの近所のロケ地が多くて楽しい。映画に登場した居酒屋の話にも及び、次回はそちらへ行こうと盛り上がる。

×日:引っ越して1年半、だんだんと近所の店を攻めているが、この日はわしわし飲みたいなぁと、友達を呼び出し、池波正太郎先生も通ったという『洋食 大吉』。瓶ビールプリーズと思ったけれど、意外とワインもあったので、ワインも交えて。

盛りのいいマカロニサラダからスタート。牡蠣フライ、カニクリームコロッケ、下町風レバーステーキ、オムライスにポテトフライ。焼きそばとグラタンも食べたかったけど、さすがにもう入らん。満腹、満腹。でも歩いて帰るからまいっか。

サイドオーダーではなく立派に一品のボリューム

×日:2024年4月号で取材したクロワッサン企画の撮影&食べ比べ会の翌日。さすがに食べきれなかったクロワッサンのしっぽ盛り合わせを、朝にリベイクして食べる。これはこれでなんだか楽しい。ワイン飲みたくなってきたぞと思ったけれども、ぐっとこらえて紅茶を飲みました。まだ朝8時だし。

ワインを誘うクロワッサン(のしっぽ)たち

×日:ある食事会に欠員が出たと言うので、運良く赤坂『うずまき』にお呼ばれ。この日は春めいた料理で、とくにうすい豆のすり流し(?)と鶏団子あんかけの澄んだ味わいに感動。角切りの紅芋を散らした風情はまるで物語の挿絵を見るようで、優しい気持ちになったのでした。冬と春の境目は料理がガラリと変わるもの。そんな季節の変わり目を皿に感じる度に、キュンとなるいい季節ですね。

鶏団子のあんかけ。揚げたうどとラディッシュ添え

文・撮影/岡本ジュン

2024年4月号

※2024年4月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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