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昼は高コスパ、夜はカジュアルに美味満喫

芝居の街の風情と親しみやすさが魅力

東銀座は何というか、妙味のある街だ。ブランド店がひしめくきらびやかな銀座とはまた違う、そこはかとない情緒が今も随所に残る。

江戸時代は木挽職人が多く住んでいたことから、この辺りは木挽町と呼ばれた。評判の芝居小屋が並び、その賑わいが芝居の街としての礎を築いたそうだ。明治期からは料亭街としても知られた。

シンボルは何といっても歌舞伎の殿堂、歌舞伎座。2013年にリニューアルしたが、威風堂々たる姿は絶対的な存在感だ。

『歌舞伎座』明治期に開場。現在の建物は5代目

周辺を歩いてみれば、常連になりたい隠れた名店が点在している。そんな店は路地裏やビルの2階、地下にも潜んでいるので、気になる看板を見つけたら思い切って飛び込んでみるのもいいだろう。

昼は行列の店も多く、夜は一献楽しめる赤提灯も。昼と夜で違う表情を見せるのもまた魅力。通うほどに街も店も、人も好きになる、そういう意味でも、実に妙味ある街なのだ。

『東銀座の路地裏』赤提灯が並ぶ通り

撮影/浅沼ノア(歌舞伎座)、西崎進也(東銀座の裏路地、ひとしお、なか路、銀座もちふじ、三ぶん)、文/肥田木奈々

2024年5月号

※2024年5月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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