カローラクロスの月額料金の40%から55%が「任意保険料」
例えばカローラクロス2.0G(価格は241万円)を初期費用フリープラン(ボーナス月加算なし)で7年間借りると、毎月支払う料金は約4万6000円だ。この内の2万円から2万5000円(比率に換算すれば40%から55%)が任意保険料で占められると考えれば、全年齢補償の任意保険に加入したいユーザーにとって、KINTOは割安な料金設定になる。
従ってKINTOは、任意保険料が高騰しやすい若年層、あるいは任意保険を頻繁に使って等級が下がり、任意保険料が高くなったユーザーでは特に出費を抑えられる。そしてサブスクは全般的な傾向として、クルマを一定期間だけ使いたいユーザー、出費を分かりやすくしたいユーザーに適する。
文/渡辺陽一郎(わたなべ よういちろう):自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。執筆対象は自動車関連の多岐に渡る。
写真/トヨタ、ホンダ、日産