新潟米のすし飯をどうぞ。新潟県『えび千両ちらし』 ■グランスタ東京 駅弁屋 踊 ふわふわの出汁入り厚焼き玉子焼きの上で輝くのは、ぷりっとしたむきエビのおぼろ。 その下には、うなぎの蒲焼き、コハダの薄切り〆、酢通しし醤油に…
画像ギャラリープライベートはもちろん、たとえ仕事であっても、旅情をかき立ててくれるのがおいしい駅弁。
サッと買って新幹線に乗れるように、改札内の新幹線乗り場近くで購入できる絶品弁当をご紹介。食事としては当然、好きなお酒とつまみを座席で楽しむ“居酒屋新幹線”のお供としてもイケること間違いなし!
150種類以上の駅弁から選んだ
『駅弁屋 祭』だけでも150種類以上が揃う駅弁。東京駅の構内外に並ぶさまざまな弁当を食べ比べた結果、茶色率高めかつ渋めのセレクトになったかもしれない。
選ぶ際に大切にしたのは、派手さはなくても各地元で作られ、かつ愛されているもの、ということ。ラベルの製造者の確認に加え、例えば店頭のポップに「はこビュン」と書かれているお弁当もチェック。これは、JRによる即日お届け列車便。
そのうちのひとつ『鰊みがき弁当』は、北海道から東京駅に毎日届き、13時30分頃に店頭に並ぶ。
北海道から毎日運ばれ、しみじみおいしいなんて感涙もの。ちなみにご飯も北海道産米を使っていて、大きな地元愛を感じる。(※曜日や時間帯により未入荷や配送遅れ、売り切れの場合もあります。)
撮影/鵜澤昭彦、取材/市村幸妙
穴子ぎっしり『あなご弁当』
■グランスタ東京 駅弁屋 踊
全面に敷き詰められた大きなアナゴに甘辛いツメがたっぷり。まず、そのビジュアルにテンションがアガる。
箸を入れ茶めしと共に口に含めば、柔らかなアナゴの身がほろりとほどけ、思わず頬が緩む。それらの間にあるのが、海苔とにんじんなどの醤油漬け。風味を向上させる名脇役だ。
山椒をかけて爽やかに食しても絶品。
これぞ宝石箱。秋田県『サキホコレ弁当』(特上弁当)
■グランスタ東京 駅弁屋 祭
秋田の美味が一堂に集結。「サキホコレ」は、米どころ・秋田の新品種の最上級米。甘みと一粒ひと粒の存在感が際立つ。その上には「秋田牛すき焼き風煮」と「秋田比内地鶏肉そぼろ」だ。
ともに上品な味付けで、肉質の良さを実感できる。「とんぶり入り揚げ蒲鉾串」やサクサク食感の「わかさぎ唐揚げ」は酒のつまみでも絶品。
【グランスタ東京 駅弁屋 祭】https://www.gransta.jp/mall/gransta_tokyo/ekibenyamatsuri/
35年超のロングセラー『東京名物 深川めし』
■グランスタ東京 駅弁屋 踊
発売から35年を超えるロングセラー商品ながら、リニューアルを重ね、今もなお定番の強みを感じさせてくれる逸品。
江戸甘味噌とショウガで炊かれた風味豊かなアサリは滋味深く、その下に仕込まれた「牛蒡の炒り煮」がおいしさを底上げしている。茶飯にもアサリの旨みが染み込んでいて、箸がぐんぐん進む。
ニシンとカズノコの永遠ループ。北海道『鰊みがき弁当』
■グランスタ東京 駅弁屋 祭
1936年創業の弁当店『函館みかど(現・JR北海道フレッシュキヨスク)』で、発売以来57年愛されている銘品。
天日干しされた身欠きニシンの甘露煮は肉厚で柔らか。また、歯触りがたまらない味付けカズノコと、茎わかめの醤油漬けや大根漬けとの味わい・食感のバランスが絶妙。
食べ終わるのが惜しいほどのおいしさだ。
【グランスタ東京 駅弁屋 祭】https://www.gransta.jp/mall/gransta_tokyo/ekibenyamatsuri/
新潟米のすし飯をどうぞ。新潟県『えび千両ちらし』
■グランスタ東京 駅弁屋 踊
ふわふわの出汁入り厚焼き玉子焼きの上で輝くのは、ぷりっとしたむきエビのおぼろ。
その下には、うなぎの蒲焼き、コハダの薄切り〆、酢通しし醤油に絡めた蒸しエビ、柔らかなボイルイカが隠されている。新潟県産米のすし飯は、まろみのあるおいしさ。押し寿司状態でギュッと詰まった、コスパも二重丸の良さ。
米に具材たっぷり『元祖牛ちゃんこ弁当 親方編』
■グランスタ東京 駅弁屋 祭
『元祖牛ちゃんこ弁当』は日本大相撲協会監修の加熱式と魅力的なワードが並ぶちゃんこ弁当だ。
親方編は上品な甘辛さのすき焼き味。
玉ねぎやごぼう、キノコに煮卵など、さまざまな具材がご飯の上にたっぷり乗っている。手をつかないことから相撲において験担ぎとなる、鶏を使った「元祖 鶏ちゃんこ弁当 関取編」もある。
【グランスタ東京 駅弁屋 祭】https://www.gransta.jp/mall/gransta_tokyo/ekibenyamatsuri/
箸休めにやさしい気遣い『江戸甘味噌カツ牛すき弁当』
■グランスタ東京 駅弁屋 踊
すき焼きととんかつが楽しめる、ボリューム満点の弁当。
すき焼きは、甘辛く炊かれた牛肉が柔らかで、椎茸や白滝にも味がしっかり。肉質がきめ細やかなとんかつは、江戸甘味噌のソースがかかり、白飯を呼ぶ。
また、副菜の「切り干し大根サラダ」が秀逸。ユズの風味とシャキっとした食感がよく、実にバランスのよい箸休めに。
王様、ドドーンと君臨。鳥取県『しいたけ弁当素晴ら椎茸』
■グランスタ東京 駅弁屋 祭
「椎茸の王様」と呼ばれる、ジャンボ115号椎茸。鳥取で誕生したこの特別な椎茸を干して旨みを凝縮。地元の醤油で仕上げている。箸で摘めば肉厚ぶりが、ひと口噛めばジューシーさがわかる。
山椒がふわりと香るご飯と、椎茸の旨みとのコントラストにも驚くだろう。たけのこの土佐煮など、他のおかずのさりげない味もGood。
食欲がなくてもいけちゃう『えさきのおべんとう』彩り豊かな新懐石弁当
■グランスタ東京 B1F
1994年に青山で開店。2018年から山梨県・八ヶ岳に移転した日本料理店。
多彩な素材や味・調理法で一つひとつに手をかけたおかずは「じゃがいものフォンダン」、「韓国唐辛子のトマトレンコン」など、野菜をふんだんに使用。ご飯に独自の蒟蒻米を混ぜ、糖質・カロリーが控えめなところもうれしい。
牛の旨味を箱につめて。『つばめグリルDELI』自家製ビーフシチューのハンブルグステーキ弁当』
■グランスタ東京 B1F
1930年に東京・新橋で創業した『つばめグリル』。
レストランと同じ味が楽しめる弁当には、これまたお店と同じく牛肉の生産者名が記載されている。
そんな牛肉の旨みを楽しめる名物メニュー「ハンブルクステーキ」に、旨みたっぷりのデミグラスがキモの自家製ビーフシチューがかけられている。新潟県産のお米も感動級!
……つづく<東京駅、じつは『朝ラーメンの天国』だった…! 朝からペロリの絶品ラーメン 《ベスト5店》 を覆面調査隊がレポート>では『おとなの週末』の覆面調査隊による東京駅八重北エリアの名店をご紹介します。
『おとなの週末』2024年1月号より(本記事は発売時点の情報です)
*
画像ギャラリー