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穏やかな街並みと瀬戸内海を眼下に望む、気鋭のチョコレートメーカー

高台に建つ店内からの雄大な眺め

次に向かったのは、立花(たちばな)海岸から車を6分ほど走らせ、山道をぐるりと回って辿り着く、高台に建つチョコレートメーカー「USHIO CHOCOLATL(ウシオ チョコラトル)」。建物にはチョコレート工場とカフェが併設され、窓からは向島の街並みと壮大な瀬戸内海を見下ろすことができる。

ポップなテイストの内観。壁には地元アーティストの作品が並ぶ

チョコレートは、豆本来の風味を生かすため、コーヒーではポピュラーな「シングルオリジン(単一農園・単一品種)」を採用。使用する材料はカカオ豆と砂糖のみを使うことをモットーとしている。スタッフ自ら世界中に足を運んで農園主と直接コミュニケーションを取り、厳選した豆を仕入れ、焙煎から販売までを一貫して行っているところが特徴的だ。

カカオ豆の味を生かした、個性的なフレーバーとパッケージ

六角形が目を引く、6種のチョコレート

チョコレートのフレーバーは、向島の乾燥温州蜜柑と有機アーモンドをグアテマラのカカオに合わせた「海と太陽」(1544円)や、「大徳醤油」の醤油の搾り粕とホワイトチョコを掛け合わせ、うま味のある味わいに仕上げた「醤油の向こうホワイト」(1728円)など、ユニークなものばかり。
「個性的なパッケージデザインは、ブランドと繋がりのあるアーティストが手がけています。チョコレートの味わいからデザインを考えることもあれば、デザインに合わせてフレーバーを開発することもありますよ」と、「USHIO CHOCOLATL」のスタッフ。

口いっぱいにカカオの香りが広がる「カカオソーダ」

店内で一息つくなら、チョコレートだけでなく「カカオソーダ」(660円)にも、ぜひトライしてみてほしい。カカオ豆を使ったオリジナルのシロップをソーダで割ったドリンクは、スパイシーな味わいでどこかチャイのようでもある。のど越しはシュワっと爽やかで暑い季節にぴったり。

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中村友美
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