門下生3000人! チャーハン先生の絶品チャーハン
実は、ここのチャーラーの真骨頂はチャーハン。ビジュアルを見る限り、ごくフツーのチャーハンのように思えるが、ひと味もふた味も違う。『中国料理 大洋苑』のご主人、西脇信義さんは地元の調理師専門学校で中国料理コースの講師も務めていて、チャーハンを通して中国料理の基本である鍋振りの基礎をこれまで3000人の門下生に教えてきた。
しかも、長年にわたって中国料理業界の経営改善や衛生環境の改善に尽力し、旭日単光章を受章された名古屋中華料理界のレジェンドなのである。西脇さんは門下生たちから親しみを込めて“チャーハン先生”と呼ばれている。そんな“チャーハン先生”による至極のチャーハンをいざ実食!
うん、旨い! お米の一粒ひと粒に旨みがしっかりとコーティングされていて、パラパラの食感。具材のハムとネギを細かく刻んでいるので、見た目も美しい。これほどシンプルでおいしいチャーハンはあまり遭遇したことがない。やはり、チャーハンは中華料理の基本であり、奥が深いのである。
この日の小鉢はエビ餃子。プルプル食感の皮に包まれた餡もエビの甘みがしっかり。お得なランチセットだけに1個なのがニクイ。10個くらい食べたい(笑)。あ、もしかしてこれはアラカルトメニューのプロモーションなのか(笑)? デザートの杏仁豆腐を食べたら口の中が完全にリセットされた。もう、チャーラーとしては完璧だ。
これでスタンプは10個。全店制覇まで残り2個。ということは、いよいよ次回がチャーラー祭りの実食レポのラストとなる。お楽しみに!
取材・撮影/永谷正樹