「こんな握り、食べたことない!」
川越の「P」に掲載を申し込んだのは7月のこと。日本中のうなぎ屋さんが1年でいちばん忙しい時期だ。さらに職人さんの人手も足りないという不運も重なり、涙を飲んで掲載を見送った。実はここ、観光客ではなく、特に地元民から支持される店なのだ。その理由も納得。
「うなぎデカいね!」「しかも、分厚いですよね。タレの味もいいし」
味の満足度と値段のバランスは川越でもピカイチと言えるでしょう。
前述した「M」同様に、常連さんを大事にしたいという理由で断られたのが鶯谷の寿司屋「Y」。大将も職人さんも女将さんも、皆さん気さくで、初めての寿司屋という緊張感を一気に取っ払ってくれ、居心地よく過ごせる。この店で特徴的なのが握りだ。
「シャリが超小さいのね」
それに比べてネタは大きめ。それでもシャリの味わいなのか、ネタの絶妙な厚さによるものなのか、口の中で両者が一体になった時、キチンとバランスがとれているのには驚いた。こんな握り、食べたことない!
揚げ物や焼き物などの一品料理が充実しているのもうれしいポイント。編集長、ゴメン!と思いつつ、トコトン食べました、飲みました!それでもコスパもなかなか優秀。