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繊細さを積み重ね 焼き上げる幸福な一枚『広島風お好み焼 もみじ屋』

「焼き上がった時『きれい』と言ってもらえるのがうれしいんです」と、焼き手の大林将吾さんは語る。

「きれいなお好み焼き」って?と思うまもなく、目の前に現れた一枚はたしかに端正で美しい。旧店名『れもん屋』として飯田橋で創業し、40年以上。長年の試行錯誤の末、最高のお好み焼きに行き着いた。

肉玉ソバ 980円

『広島風お好み焼 もみじ屋』肉玉ソバ 980円 キャベツはごく細め、麺も細めでソースがなじむ。隠し味の魚粉と昆布粉が旨みを加える

選び抜いたキャベツはより甘みが出るようにごく細い千切り、麺は店の特製。気温や湿度によって火力を変えて焼き加減を調整する。お好み焼きはシンプルだからこそ繊細な料理なのだ。だからこそ見た目にも美しく、ハフハフと頬張れば思わずにんまり。

「当たり前のことを当たり前にやるだけです」と大林さん。いやいや、当たり前ではない積み重ねが幸福な一枚を生み出している。

『広島風お好み焼 もみじ屋』

[住所]東京都千代田区飯田橋4-2-6 アヴァンセ飯田橋101
[電話]03-6272-9320
[営業時間]月・火:16時~21時、水~金:11時半~13時45分、16時~21時、土・日・祝:11時半~15時、16時〜21時
[休日]無休
[交通]JR総武線ほか飯田橋駅東口から徒歩3分

撮影/西崎進也(和庵)、撮影/小澤晶子(la cantina cancemi、小島、もみじ屋)、取材/肥田木奈々(和庵)、本郷明美(la cantina cancemi、小島、もみじ屋)

2024年11月号

※2024年11月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「東京駅『グランスタ東京』の飲食店から厳選!昼ごはん・夜ごはんにオススメ4軒」では、覆面調査隊が東京駅改札内のエリア『グランスタ東京』から昼・夜2軒ずつを実食レポートしています。

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おとなの週末Web編集部
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