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「12月15日」。今日は何の日でしょう?答えは「年賀郵便特別扱い開始の日」!

元日に届けたいなら12月15日から25日までに投函を!

12月も中旬になり、なんとなく世の中が慌ただしくなるこの時期、毎年恒例の日本らしいことが始まります。12月15日〜25日までの間、全国の郵便ポストに「年賀郵便専用」の投函口ができるのをみなさんもご存知でしょう。この期間に年賀状を投函すれば、翌年の1月1日の元日に相手先に届くシステム。ということで12月15日は「年賀郵便特別扱い開始の日」となっています。

春夏秋冬、季節のご挨拶や礼儀を大切にしてきた日本ならではの習慣は、古くは奈良時代に遡ります。新年の「年始回り」という年始の挨拶をする行事がその原型でした。そして、平安時代になると直接挨拶が行えない遠方への年始回りに代わるものとして、書状による挨拶が行われるようになったといいます。

2025年は巳年。元日に何枚届くかな?(photoAC)

結婚ラッシュの20代の頃は、毎年必ず結婚式の写真で作った年賀状が、30代には家族や子供の写真がコラージュされたものがたくさん届きました。割と早めにバツがついた私は、そういう年賀ハガキを見るたびに苦笑いでしたけど。元日に届く年賀状を宛名で分けて、家族で「誰の枚数が多い」と競ってみたり、1枚1枚眺めながら「○○さん、元気そうだな」と懐かしんだり、「また名前が変わってるじゃん」と驚いたり。お正月の楽しみの1つでもありました。

カタチを変える年賀状。あなたはデジタル派?アナログ派?

ところで今、どれだけの人が年賀状を出しているでしょうか?ちなみにこの年賀ハガキは、1949(昭和24)年の発売以来、1964(昭和39)年には10億枚、1973(昭和48)年には20億枚を突破、ピーク時の2003(平成15)年には44億5936万枚を発行しました。しかしその後、年々減少し、2024年(2025年用)は10億7000万枚で前年比25.7%減、ピーク時以降最少の枚数になったそうです。もしかしたら、今年10月郵便料金が改定され、郵便ハガキの料金が63円から85円に値上げされたのも、年賀状離れに拍車をかけているかもしれません。

ケータイやスマホの時代になって、古き良き日本の風習である年賀状もデジタル化しています。「あけおめ〜」「ことよろ〜」的なメッセージと十二支のスタンプを一斉送信で送れるデジタル年賀状。時代の変化とともに年始の挨拶のカタチも変わってきて当然ですが、なんとなく味気ない気がするのはアナログ時代を知っているからかも。PCやスマホのおかげで、最近では文字を書くことも少なくなりました。でも先日直筆で書かれたバースデーカードをいただいたとき、ちょっとジーンとしたんです。一体何が違うのか?言葉ではうまく表現できませんが、それが礼儀を大切にする日本人の感覚なのかもしれません。

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おとなの週末Web編集部
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