家庭料理に近い料理がレストランで食べられる
せっかくなので、料理のレポートもしてみたい。朝・昼・晩の食事はレストランで提供される。庭の見える開放的なレストランは、ブラウンを基調にした内装で、やはり高級ホテルのレストランのような趣である。
「非日常」を演出するホテルや旅館と違って、入居者にとって毎日の食事は「日常」だから、メニューは家庭のお母さんが作るような、飽きがこない素朴な味つけ。魚や肉、野菜がバランスよく配されている。この日は生姜焼きで、小鉢には豆腐とごぼうのきんぴらがついていた。朝食は和食と洋食が選べて、和食は魚の煮付けだった。喉に骨が詰まらないよう、サバは骨なしサバが使われている。
メニュー表を見ると赤魚の粕漬け、鯵の煮付け、黄金かれいの煮付け、メバルの塩焼きと魚料理もバラエティに富んでいる。それぞれの居室にはキッチンがあるので自炊する人もいるし、外の飲食店に食べに行く人もいるそうだ。人気は「手作りコロッケ」や「手作りアジフライ」など、手作りの味。五目ちらしやちゃんこ鍋などちょっと変わったメニューや季節のメニューも織り交ぜてある。