●漬け編
4)しじみの漬け汁をつくる。生しじみ400~500gに対しての分量です。
5)漬け汁の材料は、しじみ400~500gなら、紹興酒60ml、醤油60ml、にんにく4片、しょうが1かけ(15gくらい)、赤唐辛子3本。
6)小鍋に5)の材料を入れ、ひと煮立ちさせ、ガラスボウルに入れてさます。
【ポイント】にんにくは、薄切りにしても、包丁の柄などでつぶすだけでも大丈夫。しょうがは薄切りにしたほうがいい感じです
7)冷凍しておいたしじみを水洗いし、沸騰した湯の鍋に入れ、ゆでる。
8)しじみから出る白い泡のようなアクを取りながら、しじみの口が開いたら、スプーンなどで、ザル付きのボウルにさっと上げていく。しじみは大きさが異なるため、口が開く時間がそれぞれ違います。なので、口が開いたら、即すくい出します。
9)すくい出したしじみはザル付きボウルのまま、さます。しじみのゆで汁1カップ(200ml)を別の容器に取り、同様にさましておく。
10)ガラスボウルに入れた漬け汁、口の開いたしじみ、しじみのゆで汁が完全にさめたら、ガラスボウルの漬け汁に、しじみと、しじみのゆで汁1カップを入れ、合わせる。
しじみが漬け汁にひたるくらいのガラスボウルを用意します。この状態で冷蔵庫に一晩おけば、出来上がり。3日以内に食べきるようにしましょう。
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…つづく連載の「うまい酒肴を『ドカンと食べたい』…物価高騰、年金生活の60代男性が編み出した『身の丈を楽しむ』意外な秘策」」では、66歳の筆者の二十四節気「しめ鯖づくり」、その手仕事をお伝えしています。
文・撮影/沢田浩
さわだ・ひろし。書籍編集者。1955年、福岡県に生まれる。学習院大学卒業後、1979年に主婦と生活社入社。「週刊女性」時代の十数年間は、皇室担当として従事し、皇太子妃候補としての小和田雅子さんの存在をスクープ。1999年より、セブン&アイ出版に転じ、生活情報誌「saita」編集長を経て、書籍編集者に。2018年2月、常務執行役員パブリッシング事業部長を最後に退社。