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隠れた名品を発見、多重に広がる食感と香り『龍華(りゅうか)』@吉祥寺

テーブルはちびっこ連れのお母さん、カウンターでは自宅みたいにくつろいで1杯やってる紳士の姿。他人の日常にふっと紛れ込むのも町中華の楽しさだ。

近隣の人々から慕われる気さくな店主は御歳77。かつて日比谷にあった広東料理の先駆け『山水樓』でみっちり腕を磨き、実家を改築して33年前にこの店を開いた。

人気は麺を両面焼きした「五目焼きそば」にネギとニラの香りを立たせた「ニラ玉」だけど、エビチリだって間違いなしの名品だ。

エビのチリソース煮 1650円

『龍華(りゅうか)』エビのチリソース煮 1650円 ネギは最初と仕上げの2回に分けて投入し、甘みと食感を引き出している

見るからにプリッとしたそれに挑めば、たっぷり絡んだ餡は小気味良いネギの食感から生姜やニンニクの香りが鮮やかに返ってくる。王道ながらもどこか品のある味は長年の技と日々の丁寧な仕事の賜物だ。

『龍華(りゅうか)』(右)店主 篠原晢さん、(左)智子さん

店主 篠原晢さん「中華に合う地酒や焼酎も揃えています」

『龍華(りゅうか)』

[住所]東京都武蔵野市吉祥寺北町1-4-2
[電話]0422-22-5679
[営業時間]11時半〜14時、17時〜21時(20時半LO)
[休日]月・火(他、不定休あり)
[交通]JR中央線ほか吉祥寺駅北口から徒歩11分

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玉子の甘みを引き立てる醤油の香ばしさ『下町中華 樹(きいち)...
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おとなの週末Web編集部
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