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「ちりめん山椒」の作り方

なぜ、1年分を仕込むかといえば、それは「ちりめん山椒」を通年で手作りするためです。はい。イワシの稚魚である「しらす」と実山椒の佃煮ふうですね。もともと関東では浜ゆでタイプのしっとりした「しらす」が主流で、干したタイプは「しらす干し」と呼ばれてきました。

そのしらす干しをさらに乾燥させたのが、「ちりめんじゃこ」です。しらす以上に、うまみが凝縮されたのが、ちりめんじゃこなのです。

ちりめん山椒の作り方ですが、その炊き方自体は簡単です。ちりめんじゃこを塩抜きしてから、だし、酒、薄口しょうゆ、みりんで煮含めるように炊くだけです。

ただし、仕上げに加える実山椒の仕込みには手間がかかります。実山椒の軸を枝からひとつずつ丁寧にはずし、あく抜きし、保存しておかなければならないからです。こうした処理をした実山椒の市販品はなかなかありません。仕込みが面倒な方は、塩漬けした実山椒の瓶詰めか、実山椒の青煮などの市販品を使うのがおすすめです。

【仕込み編】

1)実山椒は軸を5mmほど残し、枝からひとつずつはずしていく。

2)はずした実山椒はよく洗い、水に1時間ほどさらしたうえで、沸騰した湯で5分ほど塩ゆでする。※塩の量はテキトーですね。実山椒100gなら小さじ(5g)の半分くらい。また、オイラの経験では、炭酸水でゆでると色があざやかに保てる気がします。

3)塩ゆでした実山椒は水に半日ほど浸けてあく抜きする。その後は、ザルに上げ水けがきれるまで置き、ジップロックなど冷凍保存袋に入れ冷凍しておく。※冷凍保存するときは、しっかり空気を抜いて保存しましょう。

4)ちりめんじゃこは、熱湯で塩抜きする。ボウル付きのザルに入れ、熱湯を注いで30秒ほどかき混ぜてから水にさらす。水けがきれれば準備完了。※今回の分量は200gです。ちりめんじゃこは、しっかり乾燥された「上乾(じょうぼし)」タイプを求めましょう。

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【調理編】
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おとなの週末Web編集部
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