ビール好きが飲みたいと思うチューハイとして、この春サントリーが新しい選択肢を提案するという。それもチューハイながらビール好きをも唸らせる味わいなのだそうだ。むむむむ。一体どんな味わいなのか? そこで新商品の味、秘密を知るべく、サントリーに直撃取材を敢行してきた。
新たに開発されたチューハイとは一体!?
食、街、酒、旅といったテーマを軸に、大人のためのライフスタイルを提案する月刊誌『おとなの週末』編集部に、とある筋から情報が舞い込んだ。
“どうやらサントリーが新たに開発したチューハイが発売されるらしい。しかもかなりおいしいらしい。”なぬ!? うかうかしてはいられない。編集会議などとっとと切り上げるべし。体を張って止めようとする編集長を振り払い、サントリーに向かうしかないのだ!!
おいしいものを世間よりもいち早く飲める。我も我もと挙手するスタッフの中から厳選したメンバーは、大の酒好き、それもビールやチューハイがあれば何もいらないという編集・武内と戎、カメラマン・大西、ライター・菜々山の4名に決定。
全店実食調査が本誌のプライド。まずはその缶チューハイとやらの味を確かめてやろうではないか。味見をさせてくれ、いやぜひ飲ませていただきたいんです!
突然の訪問にも関わらず、快く出迎えてくれたのが新商品のブランドマネージャー渡辺剛さんと開発研究担当の村角幸樹さん。
渡辺さん「まずは、新商品がこちらです。その名も『THE PEEL(ザ・ピール)』」
スタッフ一同「おおっ! これが噂の」
武内「PEELってことは、もしかして果皮を……?」
村角さん「その通りです。レモンカテゴリーの新しいアプローチの方法を模索していたところ、ヒントを得たのが南イタリアの伝統酒『リモンチェッロ』です。そこから当社独自の技術を活かし、レモン果皮でつくった蒸溜酒や浸漬酒など4種の「レモン果皮100%※レモンスピリッツ」を使用し、ほろ苦さとみずみずしい香りを効かせた、新感覚の“レモンピール”サワーに仕上げました」
※レモンスピリッツに使用する浸漬素材における割合
渡辺さん「特にこだわったのは香料不使用の混じり気のない味わい。こだわり抜いた果皮の心地良いほろ苦さやコクはきっとビール党の方にも刺さるのでは、と考えています」
戎「ふむ、それは聞き逃せませんね」
ならば、試してみよう。全員、一斉にプシュ!
“果皮”から生まれた新サワーの味わい・飲み心地にビール好きスタッフが唸る!
スタッフ一同「こ、これはっ!」
レモンサワーではなく、レモンピールサワー。“果皮”が生み出した新しい味にスタッフ全員しばし無言。口火を切ったのは編集・武内だった。
武内「いいですね! 想像以上にレモンのみずみずしい香りが立ってます!」
戎「ビール好きにも刺さるっていうのは、おっしゃる通り。果皮から抽出されたほろ苦さはホップの苦みにも通じるところがあって、のどを通る際の爽快感はビール好きにピッタリです」
菜々山「それに、アルコールの飲み応えはきちんとあるし、飲み込んだ後の香りの余韻も長く感じられる!」
戎「僕はビール党で1杯目はやっぱりビールを飲むけれど、ビールって胃が膨らみやすい。だけど、これなら軽やかだから食事をおいしく食べながら飲める。これなら2杯目以降にぴったりかも。複雑味があるので飲み飽きないものいいですね」
大西「レモンの酸味が爽快ですよね。甘みの少ないこの味わいなら、どんな料理とも相性バッチリだと思いますよ。レモンサワーといえば、焼きとんとか唐揚げとか強い味わいの料理が定番だけど、このほろ苦さによって複雑な味わいが生まれていて、日本酒みたいに繊細な和食も引き立ててくれそう」
武内「わかる! ほうれん草のお浸しとか、今の時期なら山菜料理、焼き魚なんかも良さそうですよね。両者の異なるほのかな苦み同士が響き合う感じかな」
菜々山「ドライだけど、果皮の爽やかさもしっかりあって、ドライすぎない。そのバランスが絶妙だからいろんな料理に合わせやすいんだと思うの。しかも炭酸感がちょうどいいしね」
大西「ピッツァにも合うと思うし、あ、カレーライスにもぴったりだと思う! 辛さを心地よく中和してくれて、食べる手が止まらなさそう。あぁいますぐ試してみたい」

スタッフ一同、果皮を使った魅惑のおいしさに脱帽。サントリーさん、「THE PEEL」を開発してくれて本当にありがとうございました!!
それぞれが合わせたい料理を思い浮かべつつ、自宅で「THE PEEL」を飲める日を楽しみに、サントリーを後にした編集スタッフ一同であった。
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転
撮影/小島 昇 取材/菜々山いく子