日本で修行したアメリカ人杜氏が造るアメリカのSAKE
ブルックリンクラの杜氏であるブランドン・ドーン氏は業務資本提携を結ぶ以前から来日し、八海醸造の蔵に入って当時の杜氏から直に造りを学び、日本の伝統的で厳正な酒造り技術や信念を身に着けてきた。自身が魅了され、造ることを志した日本酒を、アメリカ現地の人たちにも気軽に楽しんでもらえるにはどうしたらよいか。ドーン氏はそんな自身の気持ちに常に立ち返りながら、伝統的な造りの中で、アメリカ人としてのアイデンティティを意識しながらアメリカに暮らす人々にも親しみやすいスタイルを追求して、日々SAKEを醸しているという。
日本酒を知るサケ・スタディ・センター(Sake Studies Center)も開設
八海醸造のグローバルアンバサダーであるティモシー・サリバンが中心となり、ニューヨーク中心部から地下鉄ですぐという近郊に製造工程の見学から試飲・学びというワンストップでSAKEを体験できる施設サケ・スタディ・センターを開設。同センターではSAKEについての情報を分かり易く提供するセミナーも開催。八海醸造が目指す「SAKEを世界飲料に」するための普及活動の大きな拠点となっている。