色とりどりの料理は“お花畑”のよう、大繁盛店『井筒食堂』@弁天町
続いては、同じ港区で朝潮橋駅の隣駅、東京メトロ中央線・JR環状線の弁天町駅界隈にある食堂を2店ご紹介します。大阪は小皿に盛られたおかずを自分でチョイスする、いわゆる「一品めしや」の天国です。その日の気分で、肉料理や魚料理を選び、合わせるのはめしかうどんかラーメンか。この葛藤が大好きで(笑)、若い時分はいたるところの「一品めしや」で昼食をとっていました。
食堂というとこじんまりしたお店を想像しますが、大阪市内の「一品めしや」の中でも1,2位を争う席数と豊富なメニューを誇る食堂が弁天町の『井筒食堂』と『赤丸食堂』です。
まずは『井筒食堂』。席数は50席くらいで、お昼になるとひっきりなしに地元の方やトラックの運転手、近くの会社員が出入りする大繁盛店です。肉豆腐、野菜の煮物、フライもの、色とりどりの料理が並ぶさまはお花畑のようで感動すら覚えます。
先般私がいただいたのは、さばの味噌煮ともやし炒め。合わせる相棒は悩んだあげく「天かすの中華麺」をセレクト。当店はとてもユニークで、各種うどん&そばメニューに「中華麺」もラインアップされています。見ての通りベージュ色と緑色が目に映える外観で、関西風の出汁とラーメンが絡み、えも言われぬ風味を醸し出します。