今まで空港は通過点と思っていたけど
肥「羽田も国際線が主流の第3ターミナルは外国人が喜びそうな日本食が充実してたよ。江戸小路など日本の伝統や文化を感じられるエリアもあって、江戸時代の日本橋を半分の大きさで復元した橋が架かっていたり、ちょっとしたアミューズメント感覚。空港直結で眺望のいい天然温泉もあるし」
武「そう、羽田も各ターミナルでそれぞれ個性があるのが面白かったですよね。第1は王道でわかりやすく、第2は流行りの飲食店も充実、第3は日本文化を楽しめる。第1・2に関しては上階に行くほどゆったり食事ができるやや高めの店が多い。下の階ほどカジュアルで手早く食事できるのがありがたい、という感じ。第3は空港目的で訪れても楽しい」
菜「それなのよ。今まで空港は旅の通過点と思っていたけど、新千歳はそんなレベルじゃなかった。ひとつの街に遊びに行く感覚。今回紹介しきれなかった店も盛りだくさんだから、もっと深掘りして毎年のように空港特集やりたいな。それともうひとつ、これも言わせて。『B‐style‘s』のコロッケ。ベーコンがゴロゴロ入っていて、じゃがいもの風味も満点。失礼だけど空港内でそれほど注目されている商品ではないだけに、お宝を発見した気分だった。並ばず買えるし、新千歳に行くなら絶対食べるべし!」
高「お、それ、くまなくリサーチしたからこその情報ですね!」
肥「空港って飲食店にもお土産屋さんにもどこか旅のウキウキワクワク感が漂ってる。飛行機が大空に飛び立つ迫力を間近に感じられる特別感もプラスされて、何か前向きな気持ちになるんだよね」
戎「日々いろいろ忙しいからこそ、本当の旅でも旅気分でも、空港グルメを楽しんでほしいです!」
文/肥田木奈々
■おとなの週末2025年5月号は「谷根千さんぽ」
※2025年4月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「空港は旅の目的地にもなりうる、北海道・新千歳空港のグルメ6選! 寿司もスープカレーも堪能できる」では、空港を目的地にしたくなるほど魅力的な新千歳空港をレポートします。