「上様」という呼称がこれほど似合う人はいない。歌手・俳優の松平健(71)が4月26日に、西武園ゆうえんち『昭和100年大祭典』において『マツケンサンバII』を披露し、大観衆の喝采を浴びた。ステージ上のみならず、西武園ゆうえんちの常設アトラクション『夕日の丘商店街』を練り歩くという大サービス。大型連休初日に、歩く「上様」を眼の前にして、詰めかけた観客たちのボルテージは最高潮に。熱狂の記録をお届けしよう。
上様が披露する『マツケンサンバII』が、日本の未来を輝かせる!?
「大阪・関西万博から招待されたら、どうなさいますか?」とメディア対応の席で問われると『上様』は、はにかむように微笑んでから答えた。
「ぜひ歌いたいなと思います」
2025年4月26日、埼玉県所沢市『西武園ゆうえんち』で歌手・俳優の松平健(71)が、2回の『マツケンサンバII』を披露した。
1回目のステージは、昭和の懐かしさをイメージした常設アトラクション『夕日の丘商店街』のアーケード内。けっして広いとは言えない「昭和の商店街」は、押すな押すなの大盛況だった。
松平さんは初代ダイハツ・ミゼットを改造したステージカー上でマツケンサンバIIを披露したうえに、アーケードに詰めかけた観衆の前を手を振り笑いながら、練り歩くという大サービス。手を伸ばせば触れられそうな上様に、実際に手を伸ばす狼藉者は一人も現れず、『夕日の丘商店街』は信頼と歓喜に満たされた幸せな空間となっていた。
青空ステージでの公演は、皆で踊っての一体感!これが『ゴールデン・マツケン祭(サンバ)』だ!
2回目のステージは、露天の演台と広大な観客スペースが用意された『レッツゴー!レオランド』で開催された。事前に『夕日の丘商店街』のキャスト陣が振り付けを教え、観客がそれを飲み込んだところに松平さんが登場。一緒に『マツケンサンバII』を踊るという趣向である。
開放的な雰囲気の下、「上様」と一緒に体を動かす一体感は、大スターを身近に感じる初回のステージとはまた違った興奮が味わえる。ステージ終了後も、観客同士で笑顔を見せあっているのが印象的だった。
ゴールデンウィークの初日を飾る『ゴールデン・マツケン祭(サンバ)』は、西武園ゆうえんちの『昭和100年大祭典』の開幕イベントとして、大きな成功を収めていた。