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喫茶店のおやつは洗練された味でも手作り感を感じるのがいい/ライター・井島

輔「喫茶店のおやつもいいですね。思い浮かぶのは?」

武&荒「プリン!」

井「ハモった(笑)。プリンでもケーキでも個人的に外せないのは手作り感。パティシエが作るような高級感のある完璧なおやつは喫茶店ではしっくり来ない気がするし」

『喫茶サテラ』プリン800円、ハンドドリップコーヒー中煎りブレンド700円

『喫茶サテラ』(手前)プリン 800円 (奥)ハンドドリップコーヒー中煎りブレンド 700円 プリンには生クリーム、クリームチーズ、練乳を使用。大きな型で焼くことでとろりとした食感に。中煎りブレンドはみかんのような果実感があり飲みやすい

荒「わかります。ホットケーキも定番ですよね!」

井「それがね、今回は取材したい店が見つからかなったの。こだわる余りに喫茶店というよりホットケーキ専門になっている店が増えていて。それはそれでおいしいけど、ゆっくりできる雰囲気じゃなくて落ち着かなかったんです」

時間がゆっくり流れる店主の“部屋”で食べるメシにホッとする/ライター・輔老

武「やっぱり我々が喫茶店に求めるものは流行りの味ではなくて、“まったり”とか“のんびり”とか、そんな空間が愛しいんですよね」

『珈琲亭ルアン』スペシャルブレンドコーヒー500円

『珈琲亭ルアン』スペシャルブレンドコーヒー 500円 ブレンドのほかコーヒーはグアテマラなど約10種の豆を使い分ける

老舗喫茶は唯一無二の空間を舞台鑑賞する気分で楽しみたい/ライター・肥田木

肥「私が担当した老舗もそこにしかない雰囲気を楽しむのが一番の魅力だと思った。年月を重ねてきた貴重な建物や意匠を愛でながら、歴史を受け継ぐ店主のこだわりや伝統の味を楽しんでいると、まるで名喫茶という舞台を鑑賞している気分になるのよ」

輔「喫茶店っていわゆる“いつものリズム”から逸脱したところにあって、時の流れがゆっくりなんです。その落差のおかげでホッとする。だからゆとりがあるし、文化的。いつでもドアを開けてくれていて、入ってもいいよと言ってくれる存在に感謝です」

武「どこにでもある存在だからこそ、ありがたさに気付かない。親と一緒で、ときめきの喫茶店もいつかなくなる時が来るかも。その魅力に存分に浸りたいものです」

文/肥田木奈々、撮影/浅沼ノア(デン)、西崎進也(喫茶サテラ、珈琲亭ルアン、cafe香咲)

2025年3月号

▶おとなの週末2025年6月号は「満喫!ニッポンの生ビール

『おとなの週末』2025年6月号

※2025年3月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「東京近郊の心が安らぐ喫茶店3選! 絶品のおやつから満腹ご飯まで」では、老舗の名店からモーニング、ランチなど食べ物が充実している喫茶店を実食レポートしています。

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