銭湯での“即ビール”は最高
本「ふふ、でしょう?あと、広々とした銭湯で、温泉に浸かれる『桜館』は、週末だけ飲食スペースも営業するから即ビールが可能。ここでぐっと堪えて街へ繰り出すのもいいけどね。近くでおすすめが『RE.beer』。醸造タンクが10基もあって、わさびや玉ねぎを副原料にした珍しいビールも。これが本当によくできていて食事にもバッチリ合うの」
井「それ、飲んでみたい!」
本「それと銀座のビル街に残る奇跡『金春湯』に入った後に『新橋ドライドック』で飲んだアサヒスーパードライにも感動!店のスタッフの、この1杯かけるこだわりがちゃんと伝ってくるおいしさだった」
『新橋DRY‐DOCK(ドライドック)』名物チキンバスケット890円(3ピース)、ビールに合うポテトサラダ600円、アサヒスーパードライ780円

戎「ビールはできたてが一番おいしいのは間違いない。そこから輸送の状態、お店での樽の管理方法、サーバーのメンテナンス、注ぎ手の愛情、すべての工程が旨さに直結してくると思います。身近な大手メーカーのビールをキチンとした状態で飲ませてくれる店はホントありがたいです」
肥「でも酒好きの我々からしたら信じられないけど、年々日本のビールの消費量って落ちているんでしょう?」
戎「みたいですねえ」
井「この特集で改めて感じたのは、ニッポンの生ビールの偉大さだよ。程よい炭酸の喉越しがいい上に、コクも深みもあって和食にも洋食にもエスニックなんかにも抜群に合う!それでいて主張しすぎず、料理に寄り添ってくれる存在なんだよね」
戎「そうなんです。しかもクラフトもナショナルブランドも、気分や料理に合わせて幅広く選べるという生ビール大国。本特集をきっかけにビールの楽しさをもっと知ってもらえたらうれしいです」
文/菜々山いく子、撮影/小島昇(THIS BREWING、ビヤホールライオン、麦酒大学、Beer Engine)、西崎進也(マスターズドリームハウス)、小澤晶子(コガネキッチン、新橋DRY‐DOCK)
■おとなの週末2025年7月号は「夏の麺」特集
※2025年6月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「東京駅でビールを楽しむマニュアル 都内屈指のビールタウン、「クラフトビール自販機」でレアな人気銘柄も買える!」では、選択肢が多い東京駅だからこそ、納得のいく1杯、1本が飲める・買える店をレポートしています。