きめ細やかな泡は生ビールの旨さ、香りを閉じ込めるおいしい装置。その泡を生み出すべく、注ぎ方にこだわる名店をご紹介。注ぎ立てだからこその泡の魔力、生ビールの旨さを存分に楽しんで。
絶え間ない研究心が生み出す注ぎ方は無限!?『麦酒(びーる)大学』@中野
ビールの注ぎ方がなんと10種類以上!1933年の復刻サーバーと2016年の現代サーバーを使い、キリンラガーを注ぎ分ける。選ぶところからテンションが上がり、学長・山本祥三さんが注ぎ方のポイントを伸びやかな声で説明する様子は、ちょっとしたショーのようだ。
「科学の理論やデータを集め、この設備や気温、ガス圧、角度で注いだらどんな味になるかという研究が好きなんです」と、山本祥三さん。
代表的な麦酒大学注ぎは泡がきめ細かく軽やか。ビールが苦手なお客さんの意見を聞いて完成したという3度注ぎは炭酸も苦みも控えめでとにかくやさしい。
鶏皮和え650円、枝豆の麦酒漬け450円、麦酒大学注ぎ780円
全部飲んでみたいが一度では無理。しかも、未公開の注ぎ方が96通りもあるとか。これはもう通うしかない。
学長・山本祥三さん「好みの注ぎ方が見つかってもっとビール好きに」
[店名]『麦酒(びーる)大学』
[住所]東京都中野区中野3-34-23辻ビル2・3階
[電話]03-4291-8571
[営業時間]18時~23時半(23時LO)
[休日]無休
[交通]JR中央線ほか中野駅南口から徒歩1分