店主の熱い想いを詰め込んだビールの聖地『HIGHBURY‐THE CAVE OF BEER‐(ハイバリーザ・ケイヴ・オブ・ビア)』@桜木町
すごい店に出合ってしまった。欧州各国で醸造経験を積み、ビールに人生を捧げる安藤代表の情熱が宿る店だ。
まあまずは幻の錫製冷却管「錫管」のサーバーを使う黒ラベルを飲んでみてほしい。清流の如きスッキリ&まろやかな味に思わず天を仰ぐはず。
サッポロ生ビール黒ラベル850円、カスクコンディションエールUKP1600円

昭和の主流で高度経済成長期を境に衰退した錫管だが、その復刻に挑んだのは店のテーマ「100年後のビールのため」。日本人が一番ビールを飲んでいた全盛期の味を再現し、業界と日本を元気にしたかったからだそう。
イギリス伝統の「カスクコンディションエール」も必飲だ。店内のセラーで熟成し完成させるそれは生きた酵母による自然な風味。趣向を凝らしたシェフの料理と楽しめばビールの奥深き世界に開眼する。
代表・BREWER:安藤耕平さん、SHISA(店長):金城哉耶さん、シェフ:五十嵐攻さん「1号店は新宿。ここも唯一無二の設備・内装です」
[店名]『HIGHBURY‐THE CAVE OF BEER‐(ハイバリーザ・ケイヴ・オブ・ビア)』
[住所]神奈川県横浜市中区花咲町3-99・1階
[電話]050-1205-9956
[営業時間]15時~23時※土・日・祝は13時~
[休日]隔週の火
[交通]JR京浜東北線ほか桜木町駅西口などから徒歩5分
撮影/小島昇(麦酒大学、ビヤホールライオン、KEEL’S BAR、Beer Engine)、西崎進也(BIERRISE’98、MASTER‘S DREAM HOUSE、ビールスタンドミナト、HIGHBURY)、取材/井島加恵(麦酒大学、ビヤホールライオン、BIERRISE’98、MASTER‘S DREAM HOUSE)、肥田木奈々(KEEL’S BAR、HIGHBURY)、菜々山いく子(Beer Engine)、池田一郎(ビールスタンドミナト)
■おとなの週末2025年7月号は「さっぱり&ピリ辛で楽しむ 夏の麺」特集
※2025年6月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「東京の“美味すぎる”最新ビアバー3店 酒屋の自家醸造、レアな国産樽生クラフト、巨大ターミナル新宿駅直結!」では、酒屋が手掛ける自家醸造のビールが味わえる新店や、全国から選りすぐったクラフトビールとスパイス料理を提供する隠れ家など、東京で注目の3軒をレポートしています。