弾力のある泡に雑味が溶け込み甘みが際立つ『BIERRISE(ビアライゼ)’98』@新橋
ビール注ぎの名手・松尾光平さんが注ぐ「アサヒ樽生マルエフ」は、驚くほどのどをスーッと通っていく。そして不思議なことに、甘みで口中が満たされる。
松尾さん曰く、「麦の甘みを引き出してあげるのがうまい注ぎ方だね。苦みや炭酸の角を溶け込ませる粘り気のある泡を作ることが大事。雑味がないと、のどは自然に開くんだよ」。
松尾さんの泡はマッチを立てても沈まないのだ。
ブラウンソースのメンチカツ1080円、アサヒ樽生マルエフ(435ml)770円

また、昭和24年から75年間使い続けている道具は、ビールが通る管を氷水で冷やす。何杯でも飲めそうなほど体になじむのは、このやわらかい冷たさのおかげ。
昔ながらのスイングカランも、注ぎ口にほんの少しずれが生じるだけで泡が乱れるなど扱いは大変だが、まだまだ現役で頑張ってほしい。
代表取締役社長・松尾光平さん「ビールに合わせて器機と注ぎ方を変えています」
[店名]『BIERRISE(ビアライゼ)’98』
[住所]東京都港区新橋2-3-4新橋パークビル1階
[電話]03-5512-5858
[営業時間]16時~22時半(22時LO)、第1・3・5土:~21時(20時半LO)※水~金は11時半~14時(13時半LO)も営業
[休日]第2・4土、日・祝
[交通]JR山手線ほか新橋駅日比谷口から徒歩3分