全国には数多くの難読駅名が存在します。本コーナーでは、読み間違いが多い難読駅名を名前の由来だけではなく、特産品や地元グルメ情報とともにご紹介します。
読めば、うっかり読み間違えて恥ずかしい思いをするなんてこともなし! 難読駅を訪ねたくなること間違いなしです!!
文、画像/おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】 何問わかる? 過去に出題された難読漢字の読み方に挑戦!!
難易度:★★★☆☆
■難読漢字、駅名編の正解はこちら
正解:しおつえき
四方津駅は、山梨県上野原市四方津に位置し、JR東日本・中央本線の駅です。
「四方津」という地名には諸説ありますが、よく知られているのは、この地がかつて「鹿留(ししどめ)」という地名であったことに由来するというものです。
「鹿留」とは、山の獣が来るのを止めるような場所、つまり郷や集落の境目の場所という意味です。この「ししどめ」が転訛して「四方津」という名になったとか。
また、地理的に見てもこの地域は、四方を山々に囲まれた盆地のような地形であり、その中央に集落や水辺が広がる様子が、水が合流する地点や人が集まる場所を意味する「津」に似ていることから、「四方から集まる津」という意味合いで名づけられたとも考えられています。
自然に恵まれた四方津の周辺には、小さな見どころも点在しています。駅から歩いて行ける「大野貯水池」は、季節の移ろいを感じられる静かな湖畔で、とくに春は桜が美しく咲き誇ります。
駅から徒歩20分ほどの場所にある「手造りほうとう あずま」では、山梨名物のほうとうが楽しめます。自家製の味噌と手打ち麺、そしてたっぷりの野菜が体にしみる味わいで、とくに寒い時期にはぴったりの一品です。
甘味を楽しみたいなら、地元で長年親しまれている「大塚酒饅頭店」へ足を延ばしてみるのもおすすめです。素朴な酒まんじゅうは、しっとりとした生地にやさしい甘さの餡が包まれ、旅の途中のおやつにぴったりです。
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