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ひとりでも楽しめる地元のバーをはしご

昼は散策客で賑わう谷根千も夜が深まれば静かな街に。せっかくですもん、昼とは違う夜のバー活と参りましょうよ。

向かったのは『BARくるみ』。実は数年前に取材してから何度か訪れている。女性店主の繊細な技と凛とした所作がかっこいいんだよなあ。頼んだイチゴのカクテルはフレッシュな甘酸っぱさにきゅん。いやあ今宵は平和だ。だって「お~」と言えば「貞治」、「よしっ」と言えば「幾三」とかチャチャ入れる編集武内と別行動だから。

静かに飲んでたらスマホが震えた。噂をすれば。「すずらん通りのバー『SANDGLASS』で飲んでます」。送ってきた写真はイチゴのカクテル……てか同じやん。「3口で飲み干すと『早いですね』と店主。なので2杯目はウイスキーロック!」。イチイチ報告せんでいいがな(笑)。

取材時の『BARくるみ』のイチゴのカクテルはジンベース。他にも旬の果物を使うカクテルにファンが多い

それにしても女性ひとりで気軽に入れるバーってありがたい。2軒目に寄ったワインバー『アミラス』もそうだった。

気さくな常連さんと話が弾んで杯が進み、もう1杯!と叫んだ時に再びスマホぶるぶる。「常連Mさんと痛風の話で盛り上がっちゃって。会計したけどもう1杯!」。先のイチゴといい、何だかんだシンクロする武内に会いたくなってきた。

で、合流したのが『Bar長谷川』。酒もつまみもいい名店だ。名物ハイボールで反省会。「Mさんとはまた飲みましょうと握手して帰りました。これも常連さんが多い小さな店だからこそ。80歳の方も来るんですって」。ほほぅ。と言えば当然「ホケキョ」。うん、やっぱり落ち着く。飲んだり食べたり、谷根千のバーも様々。あなたは、どこで誰と〆ますか?

『SANDGLASS』の季節限定イチゴカクテル。果実のカクテルからハードリカーまで幅広く揃う。10数席程度のバー

撮影/西崎進也、鵜澤昭彦、取材/肥田木奈々

※月刊情報誌『おとなの週末』2025年5月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「東京・谷根千“路地裏”の名店4選! 取材を諦めた新店・名店も」では、谷根千の新店から長く愛される名店の絶品料理を紹介します。

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