すべてにこだわり抜いたコナモン聖地・大阪の技と努力の結晶『大阪アメリカ村 甲賀流 本店』@心斎橋
【西のたこ焼き】
「王道ソースマヨ網掛けマヨネーズの発祥。そのビジュアルインパクトから始まり、ソースとの融合、もちトロ食感の醍醐味、タコの風味と旨みのハーモニー。この一体感のある味わいは、こちらならでは」(門)
牧元さん、ついにたこ焼きです。大阪の食はコナモンという言葉で語られることが多いのですが、その代表格のひとつがたこ焼き。コナモンと言いますが、ここにはダシと具材が大きく影響します。このダシにどこまで神経を使うかで味わいは全く異なるものに。
アメリカ村に本店を構える『甲賀流』はダシだけでなく具材やソース、マヨネーズなど研究し尽くされた技があるのです。まずダシは、カツオ、昆布、イリコなど7種類を使用。薄力粉・中力粉に多くの山芋粉を加えることで生地のもちもち・とろとろ感が生まれるのです。
王道のソースマヨ600円(10個)
そしてなんと言ってもタコ。「タコはモロッコがいいと言われ、まさに寿司ネタで使うぐらいの上質さ。毎朝ボイルしカットするのがうちの特徴です」と田中由弘社長。たこ焼きを語るには重要なポイントです。
この「王道のソースマヨ」は、創業以来50年余変わらぬ味わい。甘口ソースに軽やかな酸味のマヨネーズが絡みます。甘さと酸味、とろとろの生地にタコの旨みがじんわりと溶け込み、クセになってしまうこと必至。マヨネーズも卵の黄身だけを使う特注。かつ鉄板は鋳物を使い蓄熱を巧みに利用し焼き上げるので表面と中身の食感の違いが生まれます。
コナモンと簡単に話しますが、そこには長い歴史と職人の技と努力が詰まっているのです。牧元さん懐かしいアメリカ村散歩、ご一緒しませんか。
[店名]『大阪アメリカ村 甲賀流 本店』
[住所]大阪府大阪市中央区西心斎橋2-18-4甲賀流ビル1階
[電話]06-6211-0519
[営業時間]10時半〜20時半、土・祝前日は〜21時半
[休日]無休
[交通]地下鉄四つ橋線四ツ橋駅5番出口から徒歩2分、地下鉄御堂筋線心斎橋駅7番出口から徒歩5分
門上武司
小誌でもおなじみの、あらゆる食情報に精通している西のグルメ王。食関連の執筆・編集を中心に、各メディアに露出多数。関西の食雑誌『あまから手帖』の編集顧問も務める。
※掲載情報は取材時のものになります。内容に変更が生じる場合があります。詳細は店舗にお問い合わせください。
文/マッキー牧元(東)、門上武司(西)撮影/鵜澤昭彦(東)、松浦稔(西)
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年1月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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