全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・千駄ヶ谷の焼酎酒場『がらり千駄ヶ谷店』です。
甘さを帯びた香りと味噌の熟成感の調和にうっとり
奄美大島をはじめ、沖永良部島、与論島など奄美群島でのみ製造が認められている黒糖焼酎。ジャパニーズラムとも呼ばれるこの酒の魅力を20年前の開業時から発信し続けてきた。現地にある全蔵のボトルを網羅したバックバーの眺めはまさに壮観。
生ビール以外のアルコールは黒糖焼酎だけというソリッドなラインナップに酒好きの心は一気に掴まれる。とは言ってもオリジナルカクテルや、果実酒でと初心者にも間口広く楽しませてくれるのもありがたい。
朝日壱乃醸800円、薩摩黒豚味噌漬け焼1200円、たこ味噌800円

それに寄り添う料理は味噌がテーマ。煮込みはもちろん焼き物や揚げ物など、ほぼすべての料理に使用している。とりわけ人気の「薩摩黒豚味噌漬け焼」は発酵熟成された風味と脂のコクが、この酒が持つ甘やかな香りと調和して杯をぐいぐい進ませる。
ふと気付けば黒糖焼酎の世界にのめり込んでいる自分がいるだろう。
店長:高木紗弥加さん(※高は本来、はしごだか)、料理長:岩上優人さん「ラインナップは約300種!ぜひいろいろ飲み比べて」
千駄ヶ谷『がらり千駄ヶ谷店』
[店名]『がらり千駄ヶ谷店』
[住所]東京都渋谷区千駄ヶ谷2-6-4
[電話]03-5786-1820
[営業時間]11時半〜14時半(14時LO)、18時〜23時(フード21時半、ドリンク22時15分LO)、土:11時半〜14時(13時LO)、18時〜22時(21時LO)
[休日]日・祝
[交通]地下鉄副都心線北参道駅2番出口から徒歩5分
※画像ギャラリーでは、店頭に並ぶ黒糖焼酎の画像がご覧いただけます。
■おとなの週末2025年10月号は「学生街の『味』な店」
撮影/小島昇、取材/菜々山いく子
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年8月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「麦焼酎の魅力にハマる東京の店2選! 夏にぴったりな焼酎が楽しめる」では、麦焼酎の世界への扉を開くのに最適なお店を実食レポートしています。