■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:かぶとに
兜煮とは、主に鯛などの魚の頭部を甘辛く煮付けた日本料理の一種です。鯛は定番ですが、ブリやカンパチなどの大型魚も使われることがあります。
しょうゆ、油、みりん、酒、砂糖などを使って煮ることで、濃厚で深みのある味わいに仕上がります。
その見た目が武士の兜に似ていることから「兜煮」と呼ばれるようになったとされています。
鯛の兜煮が祝いの席に登場するのは、「めでたい」という語呂による縁起の良さと、鯛の頭が吉兆を象徴する食材とされてきたことに由来します。
兜煮は、見た目のインパクトもさることながら、栄養面でも優れています。
魚の頭には、DHAやEPAといった良質な油が豊富に含まれており、脳の働きを助けたり、血液をサラサラにする効果があるとされています。また、目の周りのゼラチン質はコラーゲンたっぷりで、美容にもよいとされています。

