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フリードリンクは食前と食後に、午後10時までゆっくりと

フリードリンクの時間は、チェックイン後の午後3時〜6時の「アペリティフ(食前酒)タイム」。風呂上がりに1杯飲んで帰るのもいい。

夕食後の午後7時〜10時はバータイム。アペリティフタイムのスパークリングワイン、ワイン、カクテル類に加えて、夕食後に合う日本酒やハードリカー(アルコール度数の高い蒸留酒)をセレクトした。

ラウンジで飲めるお酒

「試飲会などで見つけたおいしい銘柄を提供」

具体的には、きき酒師がセレクトした「本日の日本酒」のほか、福島県川内村のnaturadistill(ナチュラディスティル)川内村蒸溜所のクラフトジン、奥久慈塙蒸溜所の本格麦焼酎「燈毬(ひまり)」、ウイスキーの「963 メロウ ノーツ」など。この宿の宿泊料金からして、フリードリンクでここまで出している宿はあまりないだろう。

「日本酒は、近年、国際的にも知名度をあげている大七(だいしち)酒造(福島県二本松市)のほか、試飲会などで見つけたおいしい銘柄をご提供しています」と菅野専務。

温泉旅館で「夕食後に飲みたいのに、飲める場所がない」という不満の声をよく聞くが、この宿ではラウンジのラストオーダーが午後9時30分。午後10時までゆっくり酒を飲むことができる。フリードリンクの酒以外にも有料で「山崎」や「白州」「響」「竹鶴」など国産ウイスキー、スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、ブランデー、ジンなど約40種の銘柄がある。

福島・東北の地酒が20種以上、「日本酒ペアリングプラン」も

囲炉裏料理と合わせたペアリングプランも

夕食は旬の食材を炭火で楽しむ「囲炉裏焼料理」だ。食事処のリストには福島・東北セレクションの20種以上の日本酒、日本国内外の24種のワインが掲載されているほか、日本酒ペアリングのプランでは、料理に合わせて、福島が誇る蔵元の5種の酒を出す。

たとえば前菜の皿には『末廣酒造』(福島県会津若松市)の南国の果実を思わせる「末廣 純米大吟醸 夢の香」、お造りには『会津酒造』(福島県南会津市)のマスカットや白桃のような爽やかな香りの「山の井 天の川」、濃厚なクリームを使った伊達鶏リゾットには『磐梯酒造』(福島県磐梯町)の「磐梯山 特別純米酒 ひやおろし」をペアリングするといった具合だ。

リーデルやうすはり、酒器にもこだわる

酒を飲む酒器にもこだわっていて、食事処はもちろん、フリードリンクのラウンジでもワイングラスの老舗ブランド『リーデル』(オーストリア)を中心に『松徳硝子』(しょうとくがらす)」(東京・南千住)の極薄グラス「うすはり」ほか、厳選したグラスを使用している。香りやあじわいを楽しみ、酒の旨味を引き出す最高のグラスで飲めば、感動もひとしお。記念日に乾杯をするのもいいだろう。

ペアリングプランの宿泊者限定で、客室で楽しめる3種の酒に3種のつまみをつけた「飲み比べセット」を販売しているので、とことん飲みたい人はルームサービスも追加してみよう。

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野添 ちかこ
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