×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

噴気があちこちから立ち上る長崎県雲仙市にある小浜(おばま)温泉では、家族や友達同士で集まって、 温泉蒸気を活用した“蒸しパーティー”をする姿をあちこちで見かける。宿で、飲食店で、広場で……。今度の休みは、小浜温泉で “蒸しパ”はいかが?

icon-gallery

温泉の蒸気で作る「蒸し料理」

温泉の蒸気や地熱を活用した「蒸し料理」は、火山と深い関わりをもつ日本ならではの食文化。地域によって「源泉蒸し」「地獄蒸し」「温泉蒸し」など呼び名はさまざまだが、温泉の蒸気で蒸すと食材の旨みが増すため、全国各地の温泉地や宿で、調理法として広く取り入れられている。

小浜温泉の源泉は約30カ所ある。各宿がそれぞれ源泉を所有しているほか、飲食店や広場でも「蒸し釜料理」を味わうことができる。

過去には「105℃」を記録した源泉

小浜温泉地下の源泉温度は100℃を超えている。過去には「105℃」を記録したこともあり、「源泉温度105℃」にちなんで、町の中心に位置する広場「小浜マリンパーク」には全長105mの足湯が設置されている。

小浜温泉の足湯

マグマの熱で温められた温泉の源泉が100℃以上になるのは、地下深部では圧力が高いためだ。水の沸点は圧力で変化する。地上の1気圧では、水は100℃で沸騰するが、小浜温泉の源泉は高い圧力を受け、沸点が上昇したわけだ。

次のページ
「湯棚」の裏にある無料の「蒸し釜」
icon-next-galary
1 2 3 4 5icon-next
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

野添 ちかこ
野添 ちかこ

野添 ちかこ

おとなの自動車保険

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌『おとなの週末』。2025年10月15日発売の11月号では、「頬…