秋の味覚「さんまの塩焼き」でタンパク質と良質な脂質を摂ろう!
第32回の「サバ塩」をはじめ、この連載でも何度か取り上げてきたコンビニの焼き魚。
レンジで温めるだけの手軽さで、おいしい焼き魚が食べられるのが便利だし、ごはんのおかずにも酒のつまみにもピッタリだ。
美しく健康的に痩せるためにダイエット中もしっかり摂取しておきたいタンパク質もたっぷりで、人の体内では作り出すことのできない必須アミノ酸をバランス良く含んだ良質なタンパク質が摂れる。
今回は秋の味覚として人気の「さんまの塩焼き」を紹介する。
近年は“さんまが不漁だ”というニュースをよく聞くが、それでもコンビニでは夏ごろからトレーパックに入ったさんまの塩焼きが総菜コーナーに並び始める。
セブンイレブンのさんまの塩焼きは三陸産のさんまを使い、過熱水蒸気オーブンでやわらかな食感にこだわって焼き上げている。
ファミリーマートのさんまの塩焼きも国産のさんまを使用し、魚醤塩を使って香ばしく焼き上げ、熟成工程でうま味を引き出している。
どちらも、トレーに納めるために1尾が半分にカットされ、苦みのあるワタが取り除かれている。
とはいえ頭の方の半身は、さんまならではのワタの苦みを感じるので、さんま好きにたまらないおいしさ。
1尾200円程度の価格も、居酒屋や定食屋で食べることを考えると充分リーズナブルだと思う。
血液サラサラ効果が期待できるとしてサバ缶でも注目されたEPA&DHAがしっかり摂れる!
サバ缶が健康維持やダイエットに使えるということで注目されたが、同じ青魚のさんまもDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった良質な脂質を豊富に含んでいる。
どちらもオメガ3系脂肪酸に分類され、人の体内ではほとんど合成することができない必須脂肪酸であり、食品から摂取する必要がある。
DHAとEPAの効果としてよくいわれるのが「血液をサラサラにする」ということ。
血中の悪玉コレステロールや中性脂肪が抑えられることも報告されていて、血液の流れがスムーズになることで基礎代謝が高まり、栄養素が体の隅々まで行きわたることで美容やダイエットの効果も期待できるというわけだ。
日本人は魚離れによって、以前よりDHA、EPAの摂取量が減少したといわれているが、コンビニの焼き魚なら自分のような料理下手でも手軽に摂ることができる。
さんまは苦みが苦手という人も多いが、サバ缶ばっかりでは飽きてしまうので、自分のように、さんまの苦みが好きな人にとっては積極的に魚を食べるためのバリエーションが増えるのでありがたい。
さんまのシーズンが終わるまではコンビニでも買えるはずだ。
セブンイレブン
「三陸産さんまを焼き上げた さんまの塩焼き」
213円(税込)
おにぎり1個分程度の187キロカロリーで
19グラム以上の高タンパク。
脂質が12グラムもあるが、
DHA、EPAなどの良質な脂質を
含むので気にする必要はない。
食欲をそそるきれいな焼き色で、
パッケージ写真と比べても遜色ないレベル。
骨は取り除かれていないので注意して食べよう。
コンビニの焼き魚としては、より脂が乗った感じがする、ファミリーマートのサンマもオススメ!
ファミリーマート
「お母さん食堂 さんまの塩焼き」
220円(税込)
セブンのさんま塩焼きと比べると
タンパク質が少なくて、脂質が多い。
ただ季節や個体によっても変動が大きいと思うので、
あくまで参考の値という感じだろう。
太田日向(おおたひなた)
食生活の8割がコンビニという40代独身オヤジ。標準体重12キロオーバーのメタボ体型から、約1年で14キロのダイエットに成功。太りにくい体にしようと、調子に乗って筋トレも開始。筋トレに効くコンビニ食も探している。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。