石が紡ぐ重厚感とゆったり流れる時間『ハイアットリージェンシー 東京 オードヴィー』
新宿に流れる都心の喧騒から少し離れた静かな時間
バー〈オードヴィー〉の空間を囲むのは、かつてこの地にあった淀橋浄水場のレンガを使用した壁。現在では再現できない重厚な質感が、訪れる者を非日常へと誘う。しかし気後れする必要はない。出迎えるバーテンダーの笑顔には、初めてのゲストも心から歓迎する気持ちが表れている。
「お客様の望む距離感を見極め、すべての方が心地よく過ごせるように」そう語るバーテンダーの大関元気氏。そんな大関氏がフロンティアのフロートハイボールを仕立ててくれた。
「ハチミツのような、スコッチ風の風味。くっきりとしたテクスチャ。ニッカらしいくっきりとした味わいが、時間とともに表情を変えていきます」。流れる時間こそが価値となるこの美しいバーで、グラスの中の経時変化をじっくりと味わいたい。
[店名]『ハイアットリージェンシー 東京 オードヴィー』
[住所]東京都新宿区西新宿2-7-2 ハイアット リージェンシー 東京3F
[電話番号]03-3348-1234
[営業時間]17時~23時(22時半LO)、金曜・土曜・祝前日17時~24時(フード22時半LO、ライトスナック・ドリンク23時半LO)
[休日]無休
[交通]JR山手線ほか新宿駅西口から徒歩9分
重厚な英国調の空間で軽やかに酔う一杯を『リーガロイヤルホテル 東京 セラーバー』
クラシックなのに意外とフランク肩の力抜ける大人の隠れ家
英国の邸宅を思わせるクラシックな空間が広がる、「リーガロイヤルホテル東京」のメインバー〈セラーバー〉。狩りを終えた紳士たちが暖炉を囲んでグラスを傾ける――そんな情景を思わせる格調ある佇まいだ。その重厚さを軽やかにほぐすように、バーテンダー・高山光乗氏の洒脱なトークが心地よく響く。
彼がつくるフロートハイボールはニッカフロンティアを使い、ソーダ、ウイスキー、ソーダ、そして最後にウイスキーを重ねる” サンドイッチ” 製法。香りを閉じ込めながらゆるやかに層をなじませていく。最初に立ち上がるのはモルトの香ばしさ。やがて炭酸と溶け合い、やわらかな甘みが余韻を残す。
名物のマーケットサラダをつまみに、緊張感と温もりが交わる大人の時間が静かに深まっていく。
[店名]『リーガロイヤルホテル 東京 セラーバー』
[住所]東京都新宿区戸塚町1-104-19 リーガロイヤルホテル東京1F
[電話番号]03-5285-1121(代表)
[営業時間]18時~23時(フード21時LO、ドリンク22時LO)
[休日]日曜・月曜
[交通]地下鉄東西線早稲田駅3a出口から徒歩7分







