「11月22日」。今日は何の日でしょう?答えは「韓国キムチの日」!2020(令和2)年に、韓国に本社がある韓国農水産食品流通公社が制定しました。「キムチの原料の1つ1つ(11)が集まって22種(22)以上のさまざまな効能がある」という意味と、キムチ作りが始まる時期と重ね11月22日を記念日にしました。
食卓に欠かせない韓国のソウルフード
「キムチ」は、韓国の文化であると同時に、韓国の食卓には欠かせない必需品。ごはんにはもとより、そうめん、中華麺、うどんなどにも「キムチ」を加えるだけで最強の一品料理に。「何を食べようか?」迷った時でも、「キムチさえあれば何でもできる!」くらい、いくらでもアレンジが可能。
中国のザーサイ、ドイツのザワークラウトと並んで、「世界三大漬物」と言われる「キムチ」は、私たちが考える漬物の範疇をはるかに超えた韓国のソウルフードなのです。また、記念日制定の由来にもなっているように、内環境の改善や免疫力の向上、代謝の促進、疲労回復、抗酸化作用など実に様々な健康効果がある健康食品でもあります。
日本では1970年代からスーパーなどで販売
白菜、大根、きゅうりなどの野菜を塩漬けにし、唐辛子粉、にんにく、生姜、ねぎ、塩辛などさまざまな薬味を混ぜて漬け込み発酵させて作る「キムチ」。
地域や季節、調味料の種類や配合・熟成方法などが多様で、その種類は200種を越えると言われています。さらに、各家庭それぞれの伝統を受け継いだ漬け方があるため、家庭ごとに味が異なるのも特徴。まさに「おふくろの味」「ふるさとの味」というわけです。
東海漬物のホームページによると、今では当たり前に食している「キムチ」が、日本人の食生活に浸透しはじめ、スーパーなどでも目にするようになったのは1970年代前半とのこと。日本では、意外と歴史が浅いことにびっくり!確かに、「キムチ」といえば焼肉屋で食べるものだと思っていたのは筆者だけでしょうか?
現在では、韓国料理はポピュラーな存在となりました。都内屈指のコリアンタウン新大久保は、手軽に本場韓国料理を楽しめるとあっていつも賑わっています。また、料理アプリなどを検索してみても「キムチ」を使ったレシピも山ほど。11月22日ともなると、そろそろ寒さも深まり鍋物が恋しくなる季節。今夜はぜひ「キムチ鍋」で体も心もぽかぽかに!

